アンニョンハセヨ~
いよいよwowowで「赤い袖先」が始まりましたね!
先日の投稿でも書いたけど、めちゃくちゃ楽しみな作品なんです(でも勝手にハードルを上げ過ぎるのはよくないから、できるだけ落ち着こうとしているw)
「赤い袖先」は、朝鮮王朝第22代目王の正祖(イ・サン)が主役なので、その予習も兼ねて、彼の人生に多大な影響を与えたであろう「米びつ事件」を扱った映画を視聴しました。
この映画では子どもだったイ・サンが、「赤い袖先」でどんなキャラクターに成長しているのか楽しみです!!
2作はシリーズものではなく、あくまでもkabo個人でつなげて楽しんでいるだけです
※画像は公式ポスター
■視聴時期
2022年10月
■お気に入り度(5点満点)
★★★★
■視聴方法
Hulu
■公開年
2015年
※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。
※以下よりネタバレありです。
邦題の副題「歴史を変えた八日間」のせいで、視聴前は思悼世子(イ・サンの父)が米びつに閉じ込められてから餓死するまでの8日間に何があったのかを描いた作品かと思っていました(そんなんで物語になるの?と疑ってたw)
実際は、英祖と世子の27年間を描いた物語で、そもそも原題は「思悼」でした。
英祖の発言は記録されていても、彼の“気持ち”までは記録されていないから、米びつ事件の真相はいろいろな説があるようです。
代表的なのは
・対立する政治派閥に利用された。
・父子は本当に不仲だった。
・非の打ちどころのないイ・サンを王にするため。
のようでした(※にわか仕込みのkabo調べです)。
映画ではこれらの説を少しずつ織り交ぜながら、最終的には親子愛に落とし込んだ見事な解釈で、最後は号泣必至&視聴後の余韻がすごかったです
主役の2人を演じたソン・ガンホさんとユ・アインさんの演技はどちらも神がかっていて、何度も鳥肌が
ソン・ガンホさんの映画はまだ4作品めだけど、今回は声(発声?)に何とも言えない特徴や魅力があって、実在する王様のドキュメンタリーを見ているようでした。
やっぱり韓国を代表する名優ですね!
そしてユ・アインさんは、父への愛情や怯え、憎しみ、聡明さと狂気など、感情や表現の振り幅がすごいキャラクターなのに、ちゃんと全部がつながっていて、違和感なく同一人物になっているところがすごかった。
そしてそして、映画のラストシーンで成人したイ・サンを演じたソ・ジソプさんが、めっちゃ素敵だったぁぁぁぁ
不憫な死を遂げたお父さんを思い浮かべる表情は、ジソプさんの真骨頂ともいえる切ない目。
イ・サンが幼少期にこのような悲惨な経験をしたことを理解できたので、それをふまえて「赤い袖先」を視聴するのがますます楽しみです
歴史ジャンルを視聴して、その周辺情報などを確認すると、芋づる式に前後の時代につながっていくので、視聴したい作品が増えて困ってしまいます。
イ・サン関連で気になった作品をメモ。
◆王の涙(映画)
イ・サンが即位して1年後に起きた暗殺未遂事件を描いた作品。
「王の運命」で、英祖の若い後妻(貞純皇后/ソ・イェジさん)が、のちにイ・サン暗殺を企てたり、幼い純祖(イ・サンの次男)の摂政として権力を握る悪女になります。
ソ・イェジさんのキャラが、含みのある描き方をされていたのはこのためですね。
ちなみに、貞純皇后は英祖が66歳の時に15歳で宮入りしたそう
◆へチ 王座への道
若かりし英祖が王座に就くまでの物語。
今回の映画で英祖が「王になれなかったら自分は死んでいた」と言った背景がわかるのかな。
老論派と少論派の対立など、米びつ事件の政治的な背景をもっと理解できるのかも。
◆イ・サン
タイトル通りイ・サンの半生を描いた長編ドラマ。
前々から気になっているけど、77話もあるのでなかなか手が伸びない(汗
まずは「赤い袖先」でベースを理解しないと。
◆トキメキ☆成均館スキャンダル
設定が正祖の時代で、彼の孫(「雲が描いた月明かり」でボゴミが演じた世子様)も通っていた教育機関が舞台です。
雲月視聴後に関連事項を調べたときの投稿
成均館スキャンダルは、我が推しチョン・ヘイン様の祖先(チョン・ヤギョン)が活躍するらしいので、その意味でも観たい!
なお、現在視聴中のドラマは「SKYキャッスル」。
教育熱心な親のプレッシャーで子どもの精神が蝕まれていくくだりが、今回の映画「王の運命」と重なります
ではまた