アンニョンハセヨ~
韓国ドラマに登場する料理に、過剰に反応する食いしん坊@アラフィフです
現在視聴中の「ロマンスは別冊付録」で、うどんが何度も登場するので、少し前に作った韓国うどん「カルグクス」について投稿します。
カルグクスって単なる“うどん”でしょと思っていましたが、カルグクスの生麺が、めちゃくちゃおいしゅうございました
カルグクスの語源は、「カル(包丁)」「ククス(麺)」とのこと。
参照
カルグクスはいろいろな作品で何度も目にしましたが、最初に見たのは「愛の不時着」。
ジョンヒョクが、セリを匿って自宅に泊めた翌日の朝、麺を打って作ったカルグクスは忘れられないメニューの一つです。
テンジャンを入れて作っていたので、味噌味のようでした。
また、ダンとスンジュンが、屋台(お店?)の外テーブルで熱々のカルグクスを食べていたのも印象に残っています。
なお、上記wikiによると、北朝鮮では「カルジェビグク」というらしいです。
ドラマの感想は
「賢い医師生活」のシーズン1で、5人の初めての外食シーンがカルグクス屋さんでした。
店名が「おふくろの味 カルグクス」で、大病院のエリート医師なのに庶民的なお店で食事するんだなーと、意外に思ったものです(このドラマは、いろいろな意味で定番や思い込みを裏切ってくれます)。
ものすごい勢いで食べるソンファ&ジュンワン、皆の世話を焼いて自分の食べるタイミングがないジョンウォン、食事中にオンマへ電話するソッキョン、そのオンマと息子以上に親しく話すイクジュンと、5人のキャラ設定がわかりやすく演出されたシーンでもありました。
ドラマの感想は
このシーンで大事なポイントはそれだけではありません。
それはカルグクス屋さんの浅漬けキムチ「コッチョリ」。
以前、韓国料理動画で得た「韓国ではカルグクス屋さんのコッチョリがおいしい」という情報を覚えていたので、ソッキョンが電話でオンマに「コッチョリを買って帰る」と言ったとき、「おーーーーーーほんとだー」となりました(字幕では「キムチ」でしたが、ちゃんと「コッチョリ」と言ってました)。
■うどんとカルグクス
自分的にカルグクスが一番印象に残っている作品は「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」(後述しますが、カルグクスではなく、うどんでした)。
ヒロインのヘジャが、地元の行きつけの食堂でよく食べていましたよね。
そして、ヘジャとジュナがカルグクスをおつまみに、よくソジュを飲んでいました(のちに、新婚時代の2人の思い出の食べ物だったこともわかる)。
ところが、詐欺の仕事を始めて羽振りの良くなったジュナが、カルグクスではなくていろいろなおつまみを頼んでいるのを見て、ヘジャがショックを受けていたのも印象的でした。
ドラマの感想は
……と、ここまで書いて同作品を確認したら、壁のメニューにはハングルで「うどん」と書かれていて、ヒロインたちも「うどん」と発音していました(もちろん字幕でも「うどん」)。
調べてみたら、どうやら韓国には「カルグクス」と「うどん」は別物として存在するようです。
冒頭で述べた「ロマンスは別冊付録」でも、「山茶花(さざんか)」という名のお店で、熱燗(日本酒?)を飲みながら食べていたのは「うどん」でした。
自分調べとしては、
カルグクス:生麵をそのままスープへ入れて煮込む
うどん:日本のうどんと同じように、一度茹でてからスープへ入れる
という結論になりましたが、合ってるのか?
■カルグクスの麺はツルツル&モチモチだった
先日、韓国スーパーで発見したカルグクスの生麺(300円くらい)。
トウモロコシでん粉(片栗粉?)が入っているのが特徴?
ますは、だし汁にあさりを入れて作ってみました。
【材料覚書:2玉分】
・だしパック(茅乃舎)
・あさり
・みりん
・酒
・しょうゆ
・ブラウンえのき
<トッピング>
・ネギ
・海苔
完成品
(あさりをたくさん入れたのに、海苔で隠れてしまった)
ツルツルモチモチで美味しいーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
刀削麺のような感じでめっちゃ好み
生麵をそのままスープへ入れて煮込むので、スープにとろみがついて温かさがキープされます。
スープに対して麺が多かったのか、かなり白濁しました。
韓国には同じ材料で作られたスジェビ(すいとん)もあるようですが、スーパーでは発見できませんでした。
先日のキムチ作りで少し残しておいたヤンニョムでコッチョリを作って一緒に食べたら、さらにめっちゃ美味しいーーーーーーーーーーーってなりました。
あっさりしたスープのカルグクスと、浅漬けキムチが合う
スープは薄味で作って、コッチョリを足して完成形になる感じがよさそうです。
翌日は、スーパーでちょうど値引きシールが貼られたムール貝を見つけたので、ムール貝オンリーのスープにしてみました。
【材料覚書:1玉分】
・ムール貝
・みりん
・酒
・塩
<トッピング>
・小ネギ
以前、韓国チャンポンを作った時に初めてムール貝のダシのおいしさを知りましたが、今回のようにシンプルなスープでもおいしかったです
前日より薄味にして、コッチョリを多めに食べました。
なお、カルグクスのスープは、海鮮系や肉系、味噌や醤油、塩など、いろいろあって、中でも小豆汁のカルグクス( パッカルグクス )がめっちゃ気になりました。
甘くないお汁粉にうどんが入っているようなメニューです。
あーーーー、食べてみたい。
下記サイトで紹介されています
実は以前、日本のうどんやきしめんの乾麺をそのままスープで煮込むと、とろみが出てカルグクスもどきになる、というレシピを見て作ってみたところ、乾麺の塩分が強くてイマイチな仕上がりだったんです。
やっぱり生麺が正解だな。