総会から一か月が過ぎた。
新たな期の理事として、望まぬながら認められてしまったので、活動を開始しなければならない。
第一回の定例会議が、日曜の夜にある。
定例会議は、管理組合では理事が集まるので「理事会」、自治会では役員が集まるので
「役員会」と呼ぶ。
まぁメンバーは全員理事も役員も兼務しているので、「理事会」と言えば話は通じる。
理事会は、第三日曜日の夜19時に行うのが通例となっていた。
日曜の夜という日取りには賛否両論あるのだが、大半の人が出席しやすい日となると
どうしても日曜になる。
さて…我が家の場合…。
マヨの仕事は土日がメインである。
日曜の午後に仕事が終わったばかりだというのに、マヨには早めの晩御飯を作って
もらわなければならない。理事会が終わってから食事にしてもいいのだが、そうなると
寝かしつけの時刻と重なってしまい、よろしくない。
マヨに食事の支度をしてもらっている間に、ボクは子供たちを風呂に入れる。
慌ただしい事この上ない。
いやはや…わかってはいたが、これはなかなかの負担である。
共稼ぎで子供が幼い家庭は免除してもらうわけにはいかないのかな…。
初回出席前から、すでにそんな事を考えてしまうカゲオであった…。
<続く>
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