むーちゃんと午前中たっぷり遊んだある日。
お昼寝を嫌がるむーちゃんに、「起きたらまた公園に行こう！」と約束する事で納得してもらい、寝てもらった。
むーちゃんが眠ったのを見計らい、打ち合わせに出かける。
ここでついつい盛り上がってしまい、終わるのは16時となってしまった。
携帯電話をふと見ると、マヨからメールが。
「むーちゃん起きました。
公園に行くと行ってるけど、トートと行きたいそうです。
あーちゃん（お義母さん）が一緒に行こうと誘ってくれたのに、
トートを待ってるそうです。
トート遅くなるよといったけど、待つといってききません」
ボクは携帯電話を閉じるのももどかしく、走り出した。
電車に飛び乗ると、車窓から夕暮れを見て願った。
夕暮れよ、しばし待ってくれ。
ボクは約束を果たさねばならない。
悲壮な覚悟で家路を駆ける。
むーちゃん、待ってておくれやす！
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