もう一つの家族の芽 11 | 日陰で絵日記

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イラスト描きとその家族の日記

 アトくん出産の顛末。


 マヨ、退院。

 アトくんがついに我が家に戻ってきた(お腹の中にいる時から我が家にはいたわけなので…「戻ってきた」が正しいかと)。


 その日はボクは仕事で一日家を空けていた。

 だからむーちゃんが我が家に戻ってきた時のように、出迎える事はできなかった。


 一歩家に入ると、ここ数日の静けさが嘘のように、我が家はにぎやかになっている。

 また一人カゲオ家のメンバーが増えたのだから、当然だろう。

 これからは慌しくも楽しい毎日が始まる。


 むーちゃんがアトくんをどう出迎えたかは、おいおいお話していきたいと思う。

 「やきもち」「赤ちゃん返り」といった、多くの第一子が示すであろう反応を、むーちゃんも当然したという事だけ先にお伝えしておきます。





 アトくんの足の裏は、まだやわらかくふにゃふにゃしている。

 まだ歩いた事がないからだ。


     日陰で絵日記-20090524aruitakotononai.jpg


 この足で自ら立ち、歩き、巣立つまでがボクとマヨの役目だ。

 それはまだ想像もできない遠い先の事だけど。





 よろしくね、アトくん。

 ボクの大切な息子。





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