もう一つの家族の芽 6 | 日陰で絵日記

日陰で絵日記

イラスト描きとその家族の日記

 すいません…今はバタバタしてるので、書き溜めたものを放出するので精一杯(苦笑)。

 なかなか進められずにいますが…。


 アトくん出産の顛末です。



 マヨ入院中の朝。

 昼食や夕食はお義母さんが作ってくれるけど、全部おんぶに抱っこというわけにもいかないので、せめて朝食くらい…と考えていた。

 

 さいわい、マヨから「トーストにバターとマヨネーズを塗って焼き、16等分にしたもの」なら食べると書置きをもらっている。


 この程度なら大した手間もないし、大丈夫だろう。


 もともと長い一人暮らしを自炊一本で貫いたボクだ。

 不安はない…でもないが(笑)。


 焼き具合とかバターの量とか、微妙な違いが味を左右するからなぁ…。



 「トートが作ったんだよー。食べてね」


 そういいながら食卓に出すと、むーちゃんは警戒心をあらわにしながら一つつまんだ。

 そして口に…入れて…



     日陰で絵日記-20090524to-to-notyousyoku-1.jpg
 喜んだ。



 …ほっとした。




 まぁ、簡単なものだしね。

 失敗のしようもない。


 自分のコーヒーでもいれるか、いやちょっとまて…と立ち上がりかけて振り向く。


 …おや?


 むーちゃんのお皿を見ると…。




 ふにゃふにゃになったトーストが皿に載ってる。



     日陰で絵日記-20090524to-to-notyousyoku-2.jpg


 わすか1~2秒のスキに、口に入れたものを戻していたのだ。






 …口に合わなかったらしい。







 ボクに気を遣い、「おいしい」とは言ったものの、実際のところは…。





 その場は「ごめんね、まずいね」と謝りながらも仕方なく食べてもらった。

 そして自分の料理の才能のなさを、数年ぶりに思い出したのだった…。






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