家族苗三 89 | 日陰で絵日記

日陰で絵日記

イラスト描きとその家族の日記

 寝かしつけ編①


 ちょっと前のお話。


 むーちゃんがオッパイをやめてから、ボクらは三人川の字に寝そべり、歌を歌ったり話をしたりしながら寝かしつける事が多くなった。


 子育て経験者ならわかると思うけど、寝かしつけは時間がかかるものだ。

 場合によっては、1~2時間もかかる事がある。


 ボクに仕事が残っていたり、別の用事が入っていたりすると、最後まで付き合えない事も多かった。


 そんな時は必ず、「トート(お父さん)はチッチ(トイレ)に行ってくるね」と嘘をついて寝室を抜け出した。


 だけどどんなにそっと抜け出そうとしても、むーちゃんはそれに気づいて、泣いた。



     日陰で絵日記-20090405nekasituke-1.jpg


 そうなると、ここから落ち着かせるのが大変らしい。



 ボクがいなくなった寝室から、むーちゃんの声が聞こえる。

 「トートはまだ帰ってこないのか」といった意味の言葉だ。 


 ボクの存在を忘れさせるのに、かなり時間がかかっている様子だった。





 マヨいわく「それなら最初から一緒に布団に来ないでくれた方が早い」そうだ。


 マヨ一人の方が、寝かしつけるのは楽らしい。




 でもボクがいるのに布団に来ないと、それはそれで落ち着かせるのに時間がかかる。



 いっそボクの帰りが遅い方が、全てがスムーズに運ぶという悲しい事実(笑)。

 娘大好きの父親からすれば、認めたくない事だった。




 そして迷いながらも一緒に布団で寝かしつけていたある日のこと…<続く>






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