寝かしつけ編①
ちょっと前のお話。
むーちゃんがオッパイをやめてから、ボクらは三人川の字に寝そべり、歌を歌ったり話をしたりしながら寝かしつける事が多くなった。
子育て経験者ならわかると思うけど、寝かしつけは時間がかかるものだ。
場合によっては、1~2時間もかかる事がある。
ボクに仕事が残っていたり、別の用事が入っていたりすると、最後まで付き合えない事も多かった。
そんな時は必ず、「トート(お父さん)はチッチ(トイレ)に行ってくるね」と嘘をついて寝室を抜け出した。
だけどどんなにそっと抜け出そうとしても、むーちゃんはそれに気づいて、泣いた。
そうなると、ここから落ち着かせるのが大変らしい。
ボクがいなくなった寝室から、むーちゃんの声が聞こえる。
「トートはまだ帰ってこないのか」といった意味の言葉だ。
ボクの存在を忘れさせるのに、かなり時間がかかっている様子だった。
マヨいわく「それなら最初から一緒に布団に来ないでくれた方が早い」そうだ。
マヨ一人の方が、寝かしつけるのは楽らしい。
でもボクがいるのに布団に来ないと、それはそれで落ち着かせるのに時間がかかる。
いっそボクの帰りが遅い方が、全てがスムーズに運ぶという悲しい事実(笑)。
娘大好きの父親からすれば、認めたくない事だった。
そして迷いながらも一緒に布団で寝かしつけていたある日のこと…<続く>
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