石川康晴「女性9割の会社、現場の声を制度に」 | 輝く女性応援会議オフィシャルブログ「すべての女性が輝く日本へ」Powered by Ameba

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今回の投稿は、アパレルの製造・販売を展開する株式会社クロスカンパニー代表取締役社長の石川康晴さんです。

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私は宮﨑あおいさんのCMでもおなじみの「earth music&ecology」などを展開するアパレルメーカー、株式会社クロスカンパニーにて社長を務めています。





岡山にて4坪のセレクトショップからスタートし、昨年は創業20周年を迎えました。









弊社は約3000名いる社員の9割が女性です。





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(新年会の様子)





そのため、女性が働きやすいように様々な制度を拡充させてきました。









昔、優秀な女性社員がいたのですが、結婚が決まり姑に旦那よりも先に帰って待っていてほしいと言われ、仕事と家庭を両立する自信がないと退職したことがありました。





当時は制度も整っていませんでしたから、彼女を引き留めることもできず、大切な人材を失ってしまったんです。





それからですね、実際に結婚した社員や育児中の社員を集めて現場の声を吸い上げ、どのような制度があれば「働き続けられる」のか模索しはじめました。








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(平成26年3月 輝く女性応援会議にて)





今では4時間正社員、イクメン推進休暇制度※1、キッズプラン10※2など、さまざまな制度があります。





使用しないと意味がないので、イクメン推進休暇制度は必ず取るよう担当者から確認の連絡を入れています。





社内では強制イクメン制度とよばれるほどです(笑)









最近では、育休中の女性社員が保育園がみつからず、制度で設けていた期間の1年半以内に復帰することが難しくなってしまいました。





本人は続けたい意思もあったため、社内で検討し2年に延長する制度を導入予定です。





このように現場が求めている制度を作ることが、より良い職場環境に繋がると考えています。






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(育休中の社員)





今は珍しい制度だと周りから思われることもありますが、弊社の取り組みが少しでも周りの企業に何か良い影響を与えることができたら嬉しいですね。





※1. 10歳未満の子供がいる男性は、毎月1回の公休を取得できる。

※2. 子供が10歳になるまでの「キッズ休暇」(有給休暇・公休とは別に年4回)、育児費補助(最大3万円)等のさまざまな育児支援制度。


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◆こちらもご覧ください。
○石川さんも賛同する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言はこちら
http://www.gender.go.jp/policy/sokushin/pdf/koudousengen_jp.pdf


○ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、働き方を変えてみよう!「カエル!ジャパン」サイトをご覧ください。
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/index.html



◆関連記事
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◆次回予告
スタッフです。
次回の投稿は、カーレースの世界最高峰ル・マン24時間レースに日本人女性として初完走し、世界女性初で表彰台に上った国際レーサーの井原慶子さんです。

お楽しみに☆