今回の投稿は、「林業女子」こと林業で活躍する女性、有限会社ウッズの中島彩さんです。
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木を伐る度いつも思います。
私でこの木に触れるのは何人目だろう、と。
苗木から植え付け、下刈り、間伐(間引き作業)
どれだけの人がこの一本を繋いできたのだろう、と。
そこに加われる喜びと同時にバトンを渡された責任も感じます。
初めまして。有限会社ウッズ 中島彩です。
兵庫県丹波市で林業に従事しています。
小学生の頃から『自然に関わる仕事に就く』という夢がありました。
人が植えた木、スギ・ヒノキが悪者扱いされる事がありますが本当にそうなのでしょうか?
この人工林が豊かな森となれば日本の森林は変わるのかもしれない・・・その想いで『林業』を選択しました。
『生きていた命をいただきます。』
林業に足を踏み入れ7年目の今、その感覚は全く変わりません。
伐った木、1本。
価値を上げるも下げるも伐り手の判断が大きく関わります。
最終的にどのような商品になるのか、までを知る必要を感じ製材・流通・建築の知識を学びながら現場を担当しています。
昨年の夏、丹波市は豪雨災害に見舞われました。
地域住民の方達と森林整備活動が始まった矢先の出来事でした。
『どのような森林を将来に繋ぎたいか。』地域で話し合い、森林が進もうとする未来を模索する毎日です。
最近では『林業女子』という言葉を耳にしますが、まだまだ女性は少ない業種でしょう。
『繋ぐ』こと
女性の得意分野の一つではないでしょうか。
木の事、森林の事、林業の事。
きちんと言葉で伝える必要があります。
地域住民の方達へ、森林の所有者へ
そして次世代を担う子供達へ。
現在の私に出来る事、その一つだと思っています。
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◆中島彩さんのブログはこちら
日々の仕事内容、林業について考える事を綴っています。
http://girishima.blog.fc2.com
◆林業に興味をもたれた方はこちらをご覧ください。
林業就業支援ナビ:林業に就職・転職したい方の応援サイト
http://www.nw-mori.or.jp/startup/
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(独)森林総合研究所研究員・女性のハンティングネットワークTWIN代表
◆次回予告
スタッフです。
次回の投稿は、株式会社クロスカンパニー代表取締役社長の石川康晴さんです。
お楽しみに☆





