今回の投稿は、グループウェア開発をしているITベンチャーのイクメン社長。サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久さんです。
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2005年ごろ、サイボウズの離職率は28%もありました。1年経つと、4人に1人は辞めている計算です。当時は、深夜残業に徹夜、休日出勤も当たり前。がむしゃらに働き、短期間でスキルや給与を高めるのが、ITベンチャーの魅力だと思っていました。
しかし、離職率が28%にもなると、代わりの人を採用し、教育するためのコストが大きくなります。経営者の視点からは非効率に見えました。
そこで、逆に「居続けてもらうための施策」をやろうと考え、社員一人ひとりの意見を集めて人事制度を増やしてきました。
(社員のくつろぎスペースとなっているラウンジ。
ドリンクコーナーをはじめ雑誌、漫画、マッサージチェアなどもあります。写真はラウンジでランチをしている社員たちです。)
残業のない働き方を選べたり、育児休暇を最大6年取れたり、好きな場所で働けたり、好きな時間帯に働けたり、副業を自由にできたり、夏休みには子供を連れて出勤できたり。私自身も2度の育児休暇を取り、働き方を見直しています。
(2014年8月から仮運用を開始した「子連れ出勤制度」を利用している2組の親子。会議にも参加しました。)
制度を作り始めた当初は、社員から反発を受けることもありましたが、離職率は4%を切るところまで下がりました。出産を機に辞める女性はいなくなり、男女ともに子育てしながら働きやすい職場に変わりつつあります。
(写真左から青野の長男・青野本人・次男です。
次男を抱っこすれば長男が嫉妬して飛びついてくる
→二人を両腕で抱えている、ダブル抱っこのショットです。)
キーワードは「多様性」。ひとり一人の個性を重んじ、自分らしい生き方・働き方を実現できれば、みんなハッピーになるはず。サイボウズもそれを支援する製品を生み出していきます。
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◆こちらもご覧ください。
○青野さんも賛同する「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言はこちら
http://www.gender.go.jp/policy/sokushin/pdf/koudousengen_jp.pdf
○「男性にとっての男女共同参画」ポータルサイトでは、
男性の立場・視点から理解を深めることに役立つ情報を掲載しています。
http://www.gender.go.jp/policy/men_danjo/index.html
○ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、働き方を変えてみよう!「カエル!ジャパン」サイトをご覧ください。
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/index.html
◆(次回予告)
『SHINE!(シャイン)』スタッフです。
次回の投稿は、エコ商材のオンラインセレクトショップを運営する株式会社エコトワザ代表取締役の大塚玲奈さんです。
お楽しみに☆