信頼関係構築フェーズから動機づけのフェーズへ!(コミュニケーションを科学する その6) | 人生100年時代の働きがいのつくり方 〜Monday Energize Coach〜

人生100年時代の働きがいのつくり方 〜Monday Energize Coach〜

(株)働きがい創造研究所社長 (株)FeelWorksエグゼクティブコンサルタント
田岡英明が、人生100年時代の働きがいのつくり方を綴ります。
GET A  LIFE!(人生を楽しもう!)

動機付け社中の田岡英明です。
月曜日の朝を元気に迎えられてますでしょうか?

月曜日の朝が元気な組織には良好なコミュニケーションがあふれています。そこで良好なコミュニケーションを皆様方から紡いでいただくために「傾聴」といったものをまずは「信頼関係構築フェーズ」といった内容でお届けさせていただきました。STEP1~4を理解いただきましたでしょうか。この信頼関係構築の4ステップだけで良好なコミュニケーションを紡ぐことができますが、信頼関係構築フェーズを体得した皆様には他人に好影響をもたらすことができるコミュニケーションも学んでほしいと思います。ですので、本日からは相手に自発的行動を促すコミュニケーションについて解説をしていきたいと思います。

ただ気を付けていただきたいのは、あくまでも信頼関係構築フェーズをしっかり行ったうえで、自発的行動を促すコミュニケーション技法を使っていただきたいということです。

さて、それでは自発的行動を促すコミュニケーションを解説してまいります。巷でいうコーチングに近い内容になっております。

構成するSTEP1~5をまずは全体俯瞰していただきます。

STEP1:カウンセリングのフェーズ
まず、相手に影響を及ぼすために、相手の思い描いている目標と現状のギャップを気づかせていくフェーズ。

STEP2:両価性を言語化するフェーズ
そのギャップに潜む両価性を言語化していく
両価性というのは
「変わりたいけど、変わりたくない」
「痩せたいけど、食べたい」
「勉強したいけど、遊びたい」
「仕事には行きたいけど、寝ていたい」
といった相手の気持ちです。

STEP3:動機づけ面接のフェーズ
相手の変わりたいというチェンジトークを導くかかわりをする。

STEP4:コミットメントのフェーズ
変わっていくために、何から行動していくかを相手に決めてもらうフェーズ

STEP5:伴奏型コーチングのフェーズ
決めた行動を検証し、目標達成に向けて後押しをしていく。

以上の5つのステップから構成されております。次回よりその一つ一つを詳しく解説してまいります。お楽しみに!

本日もお付き合いありがとうございました。 動機付け社中 田岡英明