めんどくさいことをやりきる。 | 輝鍼灸院☆輝ファミリーの輝日記☆

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神戸市東灘区にある中医学・東洋医学専門 輝鍼灸院のブログです。

 

かなりお久しぶりのブログです。

 

院長です。

 

かよこのブログが面白過ぎると評判なので、書きにくくなってました。

 

 

少し前になりますが、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を観てきました。

 

宮崎監督の口癖は「めんどくさい」だそうです。

 

「めんどくさい。めんどくさい。」とつぶやきながらも、細かな作業をやりぬくのだそうです。

 

ここまでこだわるかというほど、細部にこだわったジブリのアニメ。

 

「風立ちぬ」の関東大震災のシーンには、3秒ほどのシーンを描くのに1年3か月をかけたそうです。

 

なぜ宮崎監督は、これほど細部にこだわるのか?

 

手を抜いた作品を作ると、子どもは直観的に見抜いてしまうからだそうです。

 

同じ映画監督の山田洋二監督も同じようなことを言っています。

 

映画のスクリーンには、製作者の想いが映りこんでしまう。

 

だからこそ、手を抜くことはできないのだと。

 

 

私自身も、1本の鍼を打つときに、嘘のない鍼を打つことを心がけています。

 

何が原因で、どのような病理で、現在の症状が起きているのか?

 

因縁果です。

 

これを徹底的に明らかにした上で、その時に最適な一つのツボを選び抜き、最適な鍼を一本打つのです。

 

そこに嘘があってはいけません。

 

師匠は「ツボには目がある。それを意識しながら鍼を打て。」と教えてくれます。

 

自分の中で迷いがある鍼を打つときは、ツボが見ているような気がして、いい加減な鍼が打てないのです。

 

迷いのない、確かな鍼を打つためには勉強しかありません。

 

一つ一つの症例を検証し、常に書籍を紐解き、わからないことはそのままにしておかない。

 

めんどくさいことを厭わず、嘘のない仕事を続けていきたいと思います。

 

真面目なブログですみません。