ある学生の患者さん。
志高く勉学に励んでおられるのですが、学業がかなり忙しく大変で体調を崩されて来院されました。
自分で目標を掲げ、そこに向かって励むことは素晴らしいことです。
ただ人には向き不向きや、それぞれの器というものがあります。
目標を決めてチャレンジしてみたものの、どうも身体がついていかず頑張り切れない。
そういった経験はありませんでしょうか?
そんな時、
あきらめずに最後までチャレンジ
するのも一つの美徳かもしれません。
けれども、
自分には向いていなかった、
自分の器以上のことをしてしまった
と悟り、一度リセットすることも大事な選択です。
自分にむいていないこと、器以上のことを続けていると、いずれ無理が祟り身体に悪影響を及ぼします。
しかし、一度チャレンジしてみないと
「何が自分に向いていないのか?」
「どこまでが自分の器なのか?」
さえ分からないわけです。
ですからチャレンジすること自体は悪いことではありません。
チャレンジしてみて、
違うと感じたら撤退する勇気をもつこと
が重要なのです。
失敗を恐れずチャレンジし、
撤退を恥だと思わないこと。
これを繰り返しているうちに、自分にとって魂が震えるような何かに出会ったり、心地よい生き方を選択できるようになります。
何か病気になったり、体調を崩した時は、自分の生き方を見つめ直すチャンスだと思って下さい。
何かしらこれまでの生き方に問題があるから、歪みが生じて病が発症するわけですから。
B'zのお二人です。
彼らも思い切ってチャレンジし、自分の輝ける場所を見つけたようです。
あとは撤退の時期をどう見極めるかですね。