昨年11月から井添先生の診療が始まりました。
既に新規の患者さんだけでなく、もともと私が診させて頂いていた患者さんからも、「井添先生に診て欲しい」という要望をいただき、数名の患者さんを任せています。
その井添先生が担当した患者さんから、体験談をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
この患者さんは、初診から井添先生が担当された方です。
いかがでしょうか?
病院では原因不明だと言われ、途方にくれていた患者さんを短期間のうちに見事に治しています。
井添先生が当院にきて、4年以上になります。
学生時代の友人たちが就職先で鍼灸師として活躍している間、彼女は当院で掃除・洗濯・受付・問診など多岐に渡る雑務をこなしながら勉強を重ねてきました。
おそらく同年代の仲間が既に担当の患者さんをもち、実際に鍼灸師として臨床に挑んでいる姿を横目に焦ることもあったでしょう。
しかし、たとえ鍼灸師の国家資格を持っていたとしても、実際に患者さんに対して治療を行うのは、一定の実力をつけてからという当院の方針を理解し、学術・技術の向上に努めてきた彼女だからこそ、こうやって実際に「病院でも原因不明とされた患者さん」に対して的確な治療を行い、結果を出せたのです。
普通の鍼灸師では、こういった病に対して正確な治療を施し、ここまで見事に治すことはできません。
周囲の友人たちと比べると、一見遠回りしたように見えるかもしれませんが、この4年で大きな差をつけたわけです。
私や妻からすると、彼女は手塩にかけて育てた娘のような存在であり、こうやって立派な結果を出したことを誇らしく思います。
今後も更に学術を深め、北辰会方式の鍼灸で多くの患者さんを救っていく存在になってもらいたいです。
彼女だけでなく、当院から巣立っていったOGたちも、今はみな鍼灸師として活躍しています。
先日も島根の方からお問い合わせをいただき、島根で開業しているOGの半田先生(旧姓)に紹介させていただきました。
彼女も地元島根で頑張っているようです。
現スタッフの石川先生は、昨年北辰会の講師候補登用試験に合格し、井添先生と同じく今後は北辰会の講師を目指すべく講師養成クラスで学んでいきます。
二人とも、例年ごく少数しか合格しない試験に合格しているところからも、常日頃からの努力が伺えます。
石川先生は専門学校での教員資格も持っており、いずれは臨床だけでなく教育の分野でも活躍してほしいと願っています。
井添先生、石川先生、二人の頑張りを見ていると、自分もまだまだ頑張らねばと奮起させられます。
若い力に刺激を受けて、また今後も研鑽していきます。
普段は真面目に勉強に勤しみながらも、いざという時はバカになれるのがホンモノです。