多くの方が何かを感じ、考え、そして行動している、この数日間。
支援物資の段ボールに走り書きされた応援メッセージ。救助隊や自衛隊の方々の活躍。現地で頑張る方々。ツィッター上で見た意見や提案。海外からの多数の支援。
最悪の災害に、最高の光を当て、希望を見つけ、人を助けるために活動を始める方が増えてきています。
日本が、世界が、何か大切なコトに気づくタイミングでの災害なのでしょう。
東京が揺れたことにも、意味があります。現地の方の恐怖に比べれば小さなものでしたが、揺れを体感したことで立ち上がった人達も多数いると思います。
人はやはり、人とつながって生きていて、1人で生きている訳ではないのですね。
今日、近所のスーパーに寄ったら、ヨーグルトやカップ麺などの棚は空いていましたが、早くも先日はなかったペットボトルの水やお菓子、オムツやトイレットペーパーなどの棚には、品物が並んでいて驚きました。
これもこの数時間、品物の手配に尽力してくれた方のおかげです。私も自分の仕事を頑張ろうと思いました。
さて、以前、取材した先生が「日本人が持っている「気」は、調和の「和の気」だ」と、お話されていました。
自分を主張する「気」は、欧米人と比べると目立たないけれど、「調和の気」は、世界に誇れる素晴らしい日本の気なのだそうです。
この調和の気を改めて思い出し、みんなで協力して乗り切りたいものです。
あと、一応マスコミ業に関わってきている者としては、マスコミの起動力やスピーディな行動力を、こういう時に生かせないものかと思いました。
物資や援助が行き渡らないという地域に、何故かカメラマンとレポーターは、早々と到着していて、情報を発信しています。
情報発信も、もちろん大切なのですが、そんなに早く到着できるなら、こういう時に、地方から駆け付けるマスコミは、持てるだけの水や燃料や食料、薬などを持参して現地に向かう、といった規則などが作れるといいのになと。
それとも、各社、既にそうしているのでしょうか。
ま、でも、それぞれの方や会社が、それぞれの立場で、努力されているのだと思います。
テレビには映らないけれど、道路や電気の復旧作業や物流の回復、などに、寒い中力を注いでいらっしゃるお仕事の方も多数いらっしゃるようです。
一刻も早く、現在困っている場所に、援助が行き渡ることをお祈りしています。