座間市
香川音楽教室主宰 香川紀恵です
ピアノ・オペラ(うた・伴奏・コレペティ)
ソルフェージュ、オペラ合唱の指導と
演奏活動をしています
わが師匠は
私に言いました。
「モーツァルトもベートーヴェンも、
昔の音楽家は
イタリア人でなくても
みんなイタリア語を理解していました。
しかし
英国はイタリアから遠いからね。」
そして楽譜を2冊持ってきました。
プッチーニの歌劇「ボエーム」の
ヴォーカルスコア と フルスコアです。
(フルスコア:指揮者が見るスコアで全パートの譜が書いてある
ヴォーカルスコア:歌手が練習するために
オーケストラ部分はピアノに編曲してある)
これはヴォーカルスコアです
赤で囲んである所に注目!
例の rit. が書いてありますね。
これと同じ部分を
フルスコアで見てみます。
赤で囲ってあるところを見てください。
こちらは ritenuto と書かれています。
ボエームを見ていくと、この他にも
同じような表記の部分がいくつかあります。
イタリアでは
ritardando は ritard.
ritenuto は riten. または rit.
と表記する
という説明でした。
※ ritardando 次第に遅くなる
ritenuto 即座に速度を遅くする
師匠によれば
イタリア人作曲家 や モーツァルト
ベートーヴェン や ブラームス
の作品で rit. とあれば
ritenuto と考えてよい。
しかし最近の作曲家ならば
イタリア語を理解しない人もいるから
ritardando なのか ritenuto なのか
楽譜をよく見て考えた方が良いだろう
ということでした。
私に言いました。
「モーツァルトもベートーヴェンも、
昔の音楽家は
イタリア人でなくても
みんなイタリア語を理解していました。
しかし
英国はイタリアから遠いからね。」
そして楽譜を2冊持ってきました。
プッチーニの歌劇「ボエーム」の
ヴォーカルスコア と フルスコアです。
(フルスコア:指揮者が見るスコアで全パートの譜が書いてある
ヴォーカルスコア:歌手が練習するために
オーケストラ部分はピアノに編曲してある)
これはヴォーカルスコアです
赤で囲んである所に注目!
例の rit. が書いてありますね。
これと同じ部分を
フルスコアで見てみます。
赤で囲ってあるところを見てください。
こちらは ritenuto と書かれています。
ボエームを見ていくと、この他にも
同じような表記の部分がいくつかあります。
イタリアでは
ritardando は ritard.
ritenuto は riten. または rit.
と表記する
という説明でした。
※ ritardando 次第に遅くなる
ritenuto 即座に速度を遅くする
師匠によれば
イタリア人作曲家 や モーツァルト
ベートーヴェン や ブラームス
の作品で rit. とあれば
ritenuto と考えてよい。
しかし最近の作曲家ならば
イタリア語を理解しない人もいるから
ritardando なのか ritenuto なのか
楽譜をよく見て考えた方が良いだろう
ということでした。
英国 は イタリア から少し離れているので
音楽用語は外来語として入って来た。
だから
rit. を ritardando と思ってしまったのかもしれない。
日本 の音楽教育は
英国経由で入って来ているので
みんな
rit. = ritardando と広まったのだろう。
本に書いてある事
特に 外国の本を 翻訳したものは
原文とは 意味が違ってしまうこともあるので
よく 確認した方が良い。
と
言っていました。
基本的な事をきちんととらえなければ
作った音楽も変わってしまいますよね。
確認する
大事なことだと思いました。
rit. が ritenuto であることは分かりましたが
今度は
「なぜ ritardando する!!
それでは rallentando だ!」
と
お叱りが!!
えッ?
ritardando と
rallentando は
どう違うの?
う~ん、また 疑問が!!!
次回 また お話いたしますね。