江戸東京博物館 大関ヶ原展 観覧ルポ つづき | 加賀宮桃花オフィシャルブログ『桃源クロニクル』

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全国の日本史愛好家の皆様
 
ごきげんようッ
 
 
江戸東京博物館 特別展示
大関ヶ原展 観覧ルポ!!!
 
早速つづきの執筆に入らせて頂くわよッ
 
 
 
ひとつ前の記事で詳細に述べたけど
この展示はあまりに壮大で 書きたいことだらけ…
 
とりとめなくなッてしまいそうだッたので
加賀宮個人のハイライトを
勝手なランキング形式で ご説明申し上げることにしたの
 
 
とゆことで
 
第5位には 酒井忠次の赤備え
第4位には 重要文化財 関ヶ原合戦図屏風
 
を選ばせて頂きまひた
 
(詳細はひとつ前の記事をご参照下さいね)
 
 
さあ 今回は
第3位~第1位の発表よ!!!
 
 
では まず 第3位!!!
 
\でででんッ/
 
 
良玄寺収蔵の 本多忠勝肖像画!!!
 
 
 
syuzou0001.jpg
 
 
 
戦国BASARAでは
ほぼ原形を留めぬまでにロボ化され
チート級キャラクターとして祀られ
ホンダム なんて愛称で親しまれている
忠勝おじいちゃまですが
(末裔としては鼻高々よ)
 
肖像画の中の彼には
威厳や迫力や鋭敏さと共に
いくらか人情味や親分肌が感じられ
久々に祖父に会うような
ぽかぽかしたキモチになッたわよ
 
 
写真の色味よりも ずッと柔らかく
全体的に黒を基調にしながらも
濃淡を駆使して 細部まで精密に描かれているの
それから印象的なのは 龍眼のようなぎょろり目
 
 
実はこの良玄寺所蔵の肖像画
ちょッとした曰くがあッて…
 
ミュージアムショップで
鎧のレプリカの販売員様から こッそり伺ッたのだけど
 
ある日 忠勝の子孫が 良玄寺に現れて
忠勝の肖像画を模写させて欲しいと 嘆願してきたそうなのよね…
 
数ヶ月して模写が完成して 原画はお返しされたようなのだけど
その原画とされたものは
実は模写の方…
原画は 本多氏族の何物かが持ち去り消息不明…
ということらしいのよ
 
(無論 加賀宮の家系は そんなことしてないッ… は… ず…)
 
まぁ あくまで 一説よ
でも今回の展示の品は
原画ではない可能性もあるというわけね…
 
 
 
第2位!!!
 
\ででででんッ/
 
 
石田三成直筆 内府ちがひの条々
 
 
 
2015042301380000.jpg
 
 
 
こちらは 三成公直筆の書状
関ヶ原合戦のトリガーとなッたとも囁かれる代物なのよ
 
家康を糾弾して 味方を募ッたの
 
 
ほほう 三成ちゃんはこういう文体で こういう字を書くのか と
形式面に感嘆するもよし
 
この紙一枚が 家康に大義名分を与えて
天下分け目の大戦を招いたのか と
運命の分岐点に 想いを馳せるもよし
 
なのだけど
 
加賀宮は
紙上に刻まれた三成の心理に注目してみたわよ
 
 
というのも
前半は字面や行の乱れが特になく
なかなか丁寧に筆が進んでいくのだけど
終盤に向かうにつれ
段々と文字の連なりが暴れ
仕舞いには無理矢理 詰め込むような形で
ぐじゃッと言葉を書き殴り
三成ちゃん もしや相当慌ててる!?
とツッコまざるを得ないほど 書面が揺らぐの
 
(このばたばた感が
三成ちゃんの青い未熟さを象徴しているようで 痛々しく そして痒い)
 
 
権謀術数を得意とするところの三成だけど
家康のが 一枚も二枚も上手だッたということが
すでにこの書状に凝縮されているわけね (さッすが狸爺!!!)
 
 
 
さあ 第1位の発表よ
 
 
第1位は…
 
\でででででんッ/
 
 
忠勝おじいちゃまの愛槍 蜻蛉切!!!!!
(ぱぱぱぱ~ん)
 
 
 
ike_1500111tonbokiri01.jpg
 
 
 
美しい!!!
 
 
こちらの品
歴史愛好家の皆様には 名高いものかもしれませぬが
少々解説させて頂きますと
蜻蛉切とは 本多忠勝が生涯愛用した槍で
その切ッ先の鋭さから
一匹の蜻蛉が槍先に停まると たちまちその身体が裂けてしまッた
なんていう ぶッとび逸話を生むほどの名品なのよ
 
 
金属に違いなかろうけど
もはやクリスタル製に見えるほど煌めいているの
この佇まいが 何とも粋で凛々しくて 秀麗…
思わず 溜め息が漏れるほどよ
(あら… これは身内の贔屓目かしら)
 
縮小版レプリカがあるなら お守りとして持ち歩きたいくらいね
 
 
つづく