団交で激しく攻めた成果がちょっとだけ出ました。
会社が「休日に仕事をした場合は必ずカードを通すこと」とお触れを出すようです。
当たり前のことがやっと当たり前になるようになりました。
今までは休日に会社に来た理由が「部活」「立ち寄り」などと申告して、仕事してませんよとみんなでアピールしていたのです。
部活で来る人もいますが、仕事をしている人も相当数いました。
この実態をお知らせするために、我々は、機器の使用記録を会社の上層部にお見せしました。
立ち寄りや部活で測定機器は使用しないでしょってことです。
裁判で休日出勤のことは触れたにもかかわらず、裁判官はそのことについてノータッチでしたので、会社は最初ノーリアクションでした。
何度も立ち入った労基署をうまくかわせたのもあり、バレなければオッケーという雰囲気が伝わってきます。
しかし、会社は昨今の時間外労働を取り締まる空気を感じたようです。
そんな実態は知らんプーとシラを切っていた会社ですが、さすがに無視できなくなってきたようでした。
我々が裁判を起こしてから、
・平日の残業を申請するのが普通になり
・有休をとりやすくなり
・必要のない個人情報の収集や公開がなくなった
のですが、我々はクレーマー扱いです。
最初に何かをする人間は、冷たい目で見られたり、陰口をたたかれたりします。
が、上司に媚びずに、お子さんの学校行事で普通に有休をとることができるようになった方々を見ていると声をあげて良かったと思えます。
日本の皆様には、休みを取る人、残業しない(できない)人に不満を爆発させるのではなく、労働環境の改善に力を入れてもらいたいと思います。
私も裁判の件だけでなく、出産後に実験業務に戻った人間として、「空気が読めない」「わがまま」など散々陰で言われております。
そんなもん、実験業務に女性が普通にいるようになれば言わなくなります。
産休や育休で不在の期間があるのは確かに申し訳ないですが・・・。
陰口叩く方々にも子どもがいて、奥様も働いているという人もいるのですよね。
奥様は良くて、自分の会社の同僚はダメとは、なんとも不可解な話です。
第一、定時に帰宅できる会社に勤めながら、不要な残業をし、子どものオムツすら替えたことのない人間の言う事など全く心に響きません。
ド根性残業が大好きな社畜の皆さまはなぜかサービス残業や長時間労働を美化するのですが、上の方針が変わると突然思想を変えたりします。
言いう事がコロコロ変わるお方々の言葉は聞く必要がありませんよ!