完全に個人的な考えを書き散らかすだけなので、お気に召さなかった方はスルーでお願いします。
私の就活時の話です。
最終面接のとき、ある役員が言いました。
女の子はすぐ辞めちゃうんだよね~。
はて、男性および一部の女性が結婚・妊娠したら辞めるのが当たり前という押しつけをしてきたのか、女性が辞めたいから辞めたのか。
会社は女性を雇うことに積極的ではない感じでした。
いつ辞めるかわからないし、扱いがめんどくさいしといったところでしょう。
確かに、何かあったら女の子だから許してよという輩はいます。
相当数います。
職場の華になろうと必死な姿は涙を誘います。
同じ給料はもらいたいけど、責任は負いたくない。
そんな風にわがままを言う輩は結局自分や将来の女性達の立場を悪くするものだと思います。
なんだか、最近の世間の皆様の声を聞いていると、個性や性格を考えずにみんな平等に負担しろというような考えの方が多いのかな?と思いました。
認めてほしかったら、男性と同じ内容の仕事をやれと声高に叫ぶ昭和バブル期の化石がいます。
同じように扱ってほしかったら、男並みに力仕事をやれ!
はい、ごく一部の女性を除いて無理です。
じゃあ、男性は細切れに起きて世話をしなければならない新生児の世話を女性並みにできますか?
女性は、出産後はホルモンの関係で1~2時間ごとに母乳(ミルク)をあげる生活を数カ月続けてもなんとか大丈夫ですが、男性はそれを「普通に」できますか?
連続して3時間以上睡眠がとれない、自分の行きたいときにトイレもいけない、趣味なんてもちろんできない。
それを、安静が必要なダメージを受けた出産後の体でやるのです。
そんな生活、長く続けられるのでしょうか?
でも、かなり多くの女性はそれをやっている。
まだ少数派ですが、できる真のイクメンの方々もいる。
それが、男性並みに力仕事ができる女性ぐらいの適性が必要なことだったとしたら。
イクメンが多数派になることはないのでしょう。
生物的に無理なことを苦しみながらやらせるようなことも何かが間違っている。
一部の男性が女性に力仕事を男性並みにやれというのは、自分はできるんだからお前もできて当然と言う、まことに視野の狭い残念な主張です。
男性に女性並みの負担感での育児を求めるのもそうだと思います。
できないものはできないのです。
何も体力等の生物的に無理なところで男性に勝とうとしなくて良いと思います。
男性だって、今まで女性がやってきたことをきっちり半分負担するのが当然!という考えになる必要はない。
料理の得意な人、不得意な人がいます。
要領のいい人、細かいことが得意な人、単純作業が得意な人、色々です。
性別によって傾向の違いがあるかもしれないけど、向き不向きはやっぱりあります。
その辺は役割分担みたいなところで、不得意なところを無理やり平等にするのではなく、得意なところ(より負担がなくできる仕事)があるのなら、分担すればいいだけです。
それが性別によって傾向があるとしたら。
それは差別ではなく、ただ単にそういう仕事に向いている人にどちらかの性の人が多いだけってな話です。
こっちの仕事の方がつらいとか、価値があるとか、そういう事をブツブツ言う輩は「自分が一番つらいアピール」がしたい可哀想な方だと私は勝手に思っています。
女性=育児・家事とかいう古臭い考えがはびこっていますが、男性も得意な方が多くいらっしゃると思います。
専業になって全力で家庭の仕事をしたいというのも選択肢にあるのは当然です。
ただし、男性も専業を選択することができることが前提です。
なにも金を持ってくることだけが偉いわけではないのですから。
家に専業がいる場合、自分が仕事に専念でき、帰宅後はほとんど何もしなくても生活できる。
それはやはり専業主婦・夫が家のことを担当しているからです。
じゃあ、兼業で家事も育児もほとんど一人でやっている人は・・・?
えーと、つらいです。
育児も家事も家に帰ってきてスイッチオフができないんです。
まず、できることから。
どうしても家事や育児に向いていなくて、できないという人は、代わりに何かできることがないかを検討です。
せめて手間のかからなくなる家電を導入するとか。
配偶者のガス抜きを積極的に行うとか。感謝の言葉をのべるとか。
できることは必ずあります。
できないから丸投げ~では熟年離婚コースに突入です。
共働きで家事も育児もお願い!ではそりゃダメでしょう。
でも、向いていない人に無理にやってもらうとひずみが生じるので、我が家では家事・育児は妻担当です。
ウチは完全に家事・育児分担していますよ!とカッコよくならないのが残念な感じですが、当人たちが納得していれば、いろんな形があるという事で。
差別!と言って無理に同じにするより、得意な分野を担当することでストレスなく暮らせればいいなぁという。
なんだろうこのオチは。