関西地区では木曜(正確には金曜)の午前0:59より放送されていた、ドラマ特区「夢中さ、きみに。」。
林美良(はやし・みよし)役を演じるのは、ジャニーズのアイドルグループ・なにわ男子のメンバー、大西流星くん。
「2021年・冬ドラマ初回感想(1/4〜1/10放送)」
で第1話の感想を書いておりますが、このドラマ、全5話と短く、他のドラマより一足お先に終わってしまいました。
せっかく面白かったのに、残念

というわけで、全話通しての感想を書いておこうと思います!
本作には大きく分けて2つのパートがあり、林をメインにしたお話と、二階堂をメインにしたお話。
それが交互に描かれつつ、ラストではほんの少しだけ交差します。
ではまず、林パートから!

なにわ男子って、道枝(みちえだ)くんしか知りませんでしたが、この子ももう覚えましたよ!
顔がめっちゃ可愛くて、いろんな人を惹きつける不思議な雰囲気を持つ林という役に、ピッタリでした^_^
第1話は、この松屋さんと林が親しくなって行く過程がメインで描かれていたので、私はてっきりこの2人が恋愛するのかと思ってたんですが〜…。
松屋さんの強力なライバル、ってか、林の本命、江間くん(楽駆)。
第2話の体育祭で借り物競走に出た江間くんは、男子校なのに「かわいい人」と書かれたカードを引いてしまい、咄嗟に目に付いたクラスメイトの林を連れて行く。
それ以来、「ねえ、僕、可愛い?」と林に付き纏われるようになる江間くん。
「1ミクロンも可愛くない」と相手にしていなかった江間くんだったが、ある日、林がパンダの着ぐるみ姿で自宅を訪ねて来て、その行動に思わず「可愛い」と思ってしまう。
「パンダが可愛いのであって、決して林じゃない」って認めようとしない江間くんの心の声が、最高でしたね!
お幸せに〜〜〜!!
と思っていたら…。
第3話では、美術部の小松が、自分の描いた絵のキャンバスを使って芋を干していた林を見付け、その事をネタに、コンクールに出す絵のモデルになってもらう。
美術室で、2人きりの時間を過ごす小松と林。
しかし、小松の絵はコンクールで入賞する事は出来なかった。
落ち込む小松に掛ける、林の言葉が良かったですね!
こうしてまた、林は1人の男を虜にしてしまうのであった…。
第4話は、二階堂編がメインなので飛ばして〜。
私、映画「ソロモンの偽証」で初めてこの子を見た時から、ずっと気になっていたんですよね。
時々ドラマに出ていると、「頑張ってるなあ」と母親のような目線で見てたりして。
本作でも、エンディングの映像にはいつも映っていたので、いつ出るんだろうと思っていたら、最終話でやっと出て来てくれました^_^
このドラマ、「あのシーンはこのシーンと繋がってたんだ〜」というザッピング的な部分がチョコチョコあって、そこも面白かったな。
山田は、マサヒロ先輩のパシリにされていて、その様子をいつも林はこの踊り場から見ていたんですよね。
山田もその事には気付いていて、でも、自分も林も何もしないし、何も変わらないと諦めていた。
そんなある日、林が思いがけない行動に出て、それをきっかけに、山田も先輩との関係に終止符を打つことを決める。
大人しい役を演じることの多い望月くんだけど、このシーンは雄みに溢れてた(*^^*)
マサヒロ先輩、しばらく呆然としてたけど、あれ絶対、恋に落ちたと思うんだあ、アタシ←
パシリに使ってたはずの山田に押し倒されて、目覚めちゃったんじゃないかなあ、先輩

ここまでとはちょっとパターンが違って、林のおかげで山田が1人の男を虜にする最終話でした!
はいはい、ここまでお読みになったなら薄々気付かれたかと思いますが、このドラマ、BL、ではないんですが、BL風味の作品になっているんですね。
誰が誰を好きとか、そういう決定的なことを言ったりしたりはないんだけど、視聴者にそう妄想させる余地を残したセリフやシーンが満載なのです。
そしてそれは、これから書く二階堂編も同じく。
では、行ってみましょう、二階堂編です!
この子だけ写真が大きいのは、全身を見せないと彼の特殊さが分からないから。
ね、ブレザーをズボンにインしてるし、ちょっと変わってるでしょ。
周囲からも気味悪がられ、二階堂に近付くクラスメイトなんて皆無。
でも、演じている高橋くん本人はもちろんイケメンなんだけど、二階堂という役柄も、本当は超イケメンという設定。
現に、中学時代までの二階堂は、女子にメチャクチャもてていた。
それが、ある出来事がきっかけで、もう女子にモテないようにと容姿も行動も変え、いわゆる"逆"高校デビューをしたのだった。
最初こそ「二階堂と話すとハゲる」などの都市伝説を信じてビビっていたが、二階堂と中学が同じだった他校の女子から、モテていた頃の二階堂の写真を見せてもらった瞬間に…恋に落ちた。
その時の目高のモノローグ、「全部、持ってかれた」っていうのは、心まで全部、ってことだよね(≧∀≦)
この高校で自分だけが知る、二階堂の本当の姿。
他の誰にも知られたくない、二階堂の本当の姿。
修学旅行の班決めでも、目高は他の友達の反対を押し切り、二階堂を自分の班に入れてしまった。
目高の言動に戸惑う二階堂だったが、実は自分が「人に敬遠されるための容姿」のお手本にしたのが、入学式に遅刻しかけてグチャグチャな格好で来た目高だったと気付くと、彼にだけは心を許すように。
そう、出会う男を次々と虜にして来た魔性の林パートと違って、二階堂編は目高との距離をじっくりゆっくり縮めて行くお話だったのです!
第4話から最終話に掛けて描かれる修学旅行は、萌えどころ満載!
班行動を遠慮し、ホテルの部屋で大人しくしていると言う二階堂。
しかし、ルームキーをうっかり目高が持ったまま行ってしまって部屋に入れず、「目高くんに会いたい」(とは言っていないが似たようなもん)と願う二階堂。
そこへ現れた目高は、自分がルームキーを持っていることに途中で気付き、二階堂が困っているのではないかと1人で引き返して来たのだった。
他の班のみんなはランドに行ったりしているのに、二階堂と目高はそのまま部屋でお菓子を食べたりゴロゴロしたりして、2人きりの時を過ごす。
それに対して、目高は「二階堂は今、楽しくない? 俺は楽しいよ。それなりに」と返すのだった。
修学旅行なんて楽しまない、と決めていた二階堂だったが、母親からの様子を尋ねるLINEの返信は、「楽しいです。それなりに」
青春やなあ!!
修学旅行最終日も、二階堂の正体(?)に気付き掛けている同じ班の女子から2人で逃げながら、プリクラを撮ったり、それを2人だけの秘密にしたりと、思い出を作って行く二階堂と目高。
行きのバスでは暗い顔をしていた二階堂が、帰りの車内では幸せそうに微笑んでいる姿が、とても良かったなあ。
このドラマは、観た人の数だけ解釈があり、それぞれに自分だけの物語が作れる、本当にそんな不思議な作品でございました!
だから私は、林が好きなのは江間くんだと思っている。
江間くんが「かわいい人」に自分を選んでくれたその時から、林は江間くんが大好き。
だから何度も「僕、かわいい?」って確認するし、最終話でも江間くんに松屋さんの事を聞かれて、「やきもち? ねえ、やきもち?」としつこく食い下がる。
江間くんはいつも塩対応だけど、いつか林にほだされる時が来ると思っている。
だって、一度は本気で「可愛い」と思ったんだから。
だって、二階堂が多感な中学時代に受けたトラウマを考えると、きっともう女性とは付き合えない。
それに、実は目高って、二階堂の秘密を知る前から、二階堂にまつわる噂にビビりながらも、気を遣って話し掛けたりしていて、最初から懐の広いところがあったんですよね。
だから目高は、きっと相手が男とか気にしない。
ここはもう、絶対いいカップルになれると思う。
大西流星くんはこのドラマで覚えたけど、本当に可愛すぎるし。
高橋文哉くんは、三浦春馬の再来と言われているほどイケメンだし。
楽駆くんは、ますますカッコ良く、個性的になられて。
前田旺志郎くんも、最近よくドラマでお見掛けするけど、とても素敵な男子に成長していて。
望月歩くんは、ここまでの雄み、初めて拝見してドキドキしたし。
そして、坂東龍汰くん。
彼もこのドラマで初めて知った子だったけど、個人的に本作で一番の収穫でしたね!
役柄も相まって、メチャクチャ格好良かったです。
今後、大注目して行きますよ

というわけで、話数は短かったけど、大変楽しませて頂きました!
円盤情報はまだ聞かないけど、発売されるのかな?
ぜひぜひ、特典映像満載で発売して欲しいな、と思います

そして今週からの同枠は〜…。
いよいよ、これが始まりますね(≧∀≦)
これも話数が短いようですし、毎回、感想書いちゃおうかな!?