市岡 孝朗(虫学, 生態学) | 科学カフェ京都(特定非営利活動法人)

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◆◆ 科学カフェ京都 第166回定例会 ◆◆




日時: 2019年 10月 19日(土) 2時~4時30分


話題:『熱帯雨林を席巻するアリ』


講師:市岡 孝朗 先生


京都大学人間環境学研究科教授
https://www.h.kyoto-u.ac.jp/academic_f/faculty_f/331_itioka_t_0/
専門:虫学, 生態学

会場:京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)



概要:
熱帯雨林には、膨大な種数と個体数・総重量を擁するアリが生存している。アリは、社会生活を営むために発達させた同巣個体間の高度なコミュニケーション能力により、統率のとれた役割分担をしながら、周囲の状況を察知して、可塑性に富み目的に合致したきわめて多様で洗練された、集団により採餌行動や防衛行動、営巣行動を示す。
また、アリは、多様な動物・植物との間に、食う食われるという関係から相利的な関係まで、多様な在り方の種間関係を結んでいる。量ばかりではなく、その行動の多様さや関係する生物の広さにおいても、アリは熱帯雨林の生態系において重要な位置を占めている。熱帯雨林におけるアリの存在の大きさ・影響力の強さを、アリの興味深い生態を紹介しながら解説する。


参考:
https://research-er.jp/researchers/view/283360
http://hotozero.com/enjoyment/learning-report/kyoto_henjin/