【聴き逃し配信が、今晩までです!】
NHK「ラジオ深夜便」
『絶望名言』
今回は「老子」の絶望名言です。
3月7日(月) 午前5:00配信終了
どうぞよろしくお願いいたします!
つま先で立つ者はずっと立っては居られず、
大股で歩く者は遠くまでは行けない。
『老子』第二十四章
老子の「情けないがゆえに魅力的」な面もご紹介しています。
折り紙の創作家で、国立天文台のエンジニアの前川淳さんの翻訳もご紹介!
世の中のひとは何をするか知っているのに、
わたしだけは真っ暗だ。
世の中のひとは何をするかわかっているのに、
わたしだけは悶々としている。
ふらふらと海を漂うようで、
風のようにゆき先もしれない。
みんなは何かをなしているのに、
わたしだけは独り引きこもっている。
そして、今、あらためて、
自分たちの住居に安んじ、
隣国が見えるところにあり、
鶏や犬の鳴き声が聞こえてきても、
住民は老いて死ぬまで、お互いに行き来することがない。
『老子』第八十章
という言葉が、心に響きます……