私の本、今年はこの2冊だけ。
『食べることと出すこと』(医学書院)
『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』
(ちくま文庫)
生活的にはまずいですが、
どちらも長い年月がかかった大切な本なので、
出せてよかったと、
心から思っています😌
『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)は、かつて桂米朝さんにお会いして、内容についてご意見をいただけたことが、とても思い出深いです。
『食べることと出すこと』(医学書院)は、編集者の白石さんのおかげで、書けないと思っていた本が書けたという、得難い体験でした。
今年は、月刊「みすず」8月号から、「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」という連載が始まりました。
これも私としては、大きな出来事でした。
カフカの『変身』を新訳しながら、じっくり読み直すというのは、ぜひやってみたかったことでした。来年も続きます!
福音館書店の月刊「母の友」では、宮古島の昔話を2回、そしてエッセイを1回、掲載していただきました。
昔話を書くということも、私の念願のひとつでしたから、ときどき掲載していただけることが、とてもありがたいです。
尊敬し大好きな小澤俊夫先生と同じ号に載れたことも、感激でした!
共著では、この本もあります。
12人のうちの1人として参加させていただきました。
『病と障害と、傍らにあった本。』(里山社)
この本では、丸山正樹さんのところを読んで、大変に感動し、
トークイベントで丸山さんにさらに質問させていただけたのが、貴重な体験でした!
病気、落語、昔話、文学……
ジャンル的には、いろいろ挑戦させていただけた年でした。
そのほか、
雑誌に原稿を書かせていただいたり、
書評もいくつか書かせていただきました。
ご依頼くださった皆様、
お読みくださった皆様、
誠にありがとうございました!
そして、NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』。
ありがたいことに、今年も続けさせていただきました。
私自身、病室で「ラジオ深夜便」を聴いておりましたし、
とても大切に思っている番組です。
昔の自分に聴かせるつもりで、やっております。
今年も誠にありがとうございました!
皆様、よいお年をお迎えください。
新年もどうぞよろしくお願いいたします。