第1回「宮古島文学賞」の選考結果について(宮古島から東京に戻りました) | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

一昨日の夜、宮古島から東京に戻ってきたんですが、少し体調を崩して昨日は寝込んでおりました。留守中にいただいたメッセージやメールには少しずつお返事していきますね。

 

 

第1回「宮古島文学賞」の選考結果は、このようになりました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010000-miyako-oki

 

 

文学賞の選考委員になるのは初めてで、さまざまな賞の選考委員を歴任されている椎名誠さんから、いろいろ教えていただけて、とても勉強になりました。椎名誠さんは、もりおさんや私の意見をとても丁寧に聞いてくださって、あんまりいい方なので驚いてしまいました。酒豪なのはイメージ通りでした。

 

児童文学者のもりおみずきさんは宮古島の方ですが、お会いするのは初めてで、噂には聞いていたものの、本当に妖精さんのようで、びっくりしてしまいました。このご年齢まで、どうやったらこんなに純粋なままでいられるのか。候補作を何度も丁寧に読まれていて付箋だらけで、やさしく情熱的な方でした。

 

新聞記事には私のコメントがありませんが、私はどうしても受賞しなかった人のほうに気持ちがいくもので、受賞外の作品についてしかコメントしなかったためです。それぞれによさがありました。文学をはかるモノサシはないので、入賞してもしなくても、その評価を絶対的には思わないでいただきたいです。

 

私も後で新聞記事で知ったのですが、一席に選ばれた方は、東京の方で、宮古島で結婚式をあげて、そのときに宮古島文学賞の募集のポスターをご覧になって、応募されたのだそうです。そういうこともあるんですねー。