今日は安部公房の命日です。
亡くなったときは、ほんと泣いたなあ…。
初アンソロジー『絶望図書館』(ちくま文庫)にも短篇『鞄』を収録させてもらいました。
「選ぶ道がなければ、迷うこともない。
私は嫌になるほど自由だった」
「読む前と読んでからで自分が変ってしまう。一番肝腎なことは、ああ読んでよかった、という思いじゃないか。もし知らずに過したらひどい損をするところだった、見落さないでよかった、という、これこそ世界を広げることだし、そういう力を持っている作家との出会いというのはやはり大変なことです」
安部公房の言葉。
安部公房もまさに「そういう力を持っている作家」でした…。
亡くなって、今日でちょうど25年。