私は本の最初と最後に何か言葉を引用するのが大好きで、
今までの本でもずっとやってきましたが、
今回もやっております。
新刊『絶望図書館』(ちくま文庫)の、
これが巻頭の言葉です。
落ち込むことがあったときって、
「この気持ちは誰にもわからない…」となるから、
もれなく孤独にもなってしまいます。
これがけっこうきつい。
暗闇の道をひとりで歩くのがつらいように。
そんなとき、ひとりでも連れがあればぜんぜんちがいます。
本だけはその連れになってくれます。
この太宰の言葉もそんな意味かな?