『絶望に効くブックカフェ』(小学館文庫)という本が出ていました!
![]() |
絶望に効くブックカフェ (小学館文庫)
Amazon |
まだ読んでいないのですが、「はじめに」に
「間違いなく、絶望に効く何よりの特効薬は本である」
とあるそうです。
勝手に『絶望読書』の仲間と感じて、喜んでいます。こ
ういう本、ほんとなかったですから、増えると嬉しいです。
カフカもドストエフスキーも登場するようです!
同じく今月、こういう本も出るようです!
『文学効能事典 あなたの悩みに効く小説』(フィルムアート社)
![]() |
文学効能事典 あなたの悩みに効く小説
Amazon |
「古今東西の名作文学作品があなたの悩みに効く「薬」になる! (かもしれない)」
とあります。
これも面白そうで、楽しみです!
翻訳は、金原瑞人さん、石田文子さん。
本や読書に関して、
「効く」とか「薬」とか、
そういう表現をすることに関しては、
疑問を感じる方もおられるかもしれません。
私も、読書は「何かの役に立つ」というものではないと思っています。
でも、本を「自分を高めるため」とか「知識や教養を身につけるため」に読んでいる人もいるわけです。
どんな入り口にせよ、
入ってしまえば、
そこで自分なりの本との出会い、読書体験というのがありえます。
ですから、入り口は多いほどいいと思います。
絶望という入り口は、今まで本当になかったので、
お仲間が増えるのは心強い限りですし、
私はあってしかるべき入り口のひとつだと思っています。
これらの本が、
「絶望から立ち直るための本の紹介」
でないことを願います。
(多分、ちがうと思うのですが)
立ち直りの方法なら、いくらでもありますから。
なにも読書でなくてもいいわけで。
そうではなく、
まだ立ち直りの段階に入れない、
倒れたままの期間こそ、
読書が命綱だと、
私は思っています。