いよいよ今夜です!NHK「ラジオ深夜便」の「絶望名言を味わう」 深夜1時過ぎから40分間! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

「絶望名人カフカ」頭木ブログ

『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

いよいよ今夜です!

NHK「ラジオ深夜便」「絶望名言を味わう」
深夜1時過ぎから40分間。


今回は、ドストエフスキーの絶望名言をご紹介させていただきます!


http://www.nhk.or.jp/shinyabin/pro/a1.html


http://www.nhk.or.jp/shinyabin/#

 

 

ネットでもお聴きいただけます。
http://www3.nhk.or.jp/netradio/index.html

 

ドストエフスキーは、なにしろ死刑になりかけていますし、

シベリアの監獄に4年もいましたし、

持病のてんかんに苦しんでいましたし、

恋愛は悲惨ですし、

お父さんは惨殺されていますし……

ともかく、言葉の重みがすごいです。

ぜひお聴きになってみてください。

 

ドストエフスキーは、生涯、借金に追われ続け、ギャンブル依存でもありました。

トルストイとか、ツルゲーネフとか、お金に困っていなかった貴族の作家たちとちがって、

いつもしゃかりきでした。

現実の生活の悲惨さが身にしみている人でした。

 

『絶望読書』でも書きましたが、

ドストエフスキーの本には、

本当に死にかけたことのある人にしか書けない言葉が出てきます。
入院中にそれを読んで、病気に殺されかけている人間にとって、それがどれほど心にしみたかしれません。
こういうことが書ける作者は、心から信頼できると思いました。

 


NHK「ラジオ深夜便」に出させていただくのも、これで3回目。

「絶望名言を味わう」も、これで2回目です。

それというのも、番組宛てに、「面白かった」と電話してくださった方がたくさんいらしてくれたからこそです。

誠にありがとうございます!

 

番組が面白かったからといって、電話したことはありませんし、電話していいものだとも思っていませんでした。

でも、今後は自分も、積極的に電話しようと思っています。そうすれば、自分の好きな番組が増えるわけですし。

やっぱり、反響って大切ですし、嬉しいものですよね。