『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』連載中の月刊『望星』5月号が発売に! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』を連載させていただいている、
月刊『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)の5月号が発売になりました。
よろしくお願いします。


望星 2016年 05 月号 [雑誌]/東海大学出版部

¥600
Amazon.co.jp

http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/

今回は、口から口へと語られ落語と、文字に書かれた落語のちがいについてです。
昭和の名人六代目三遊亭圓生が、「聴いてましてね、この野郎、速記で覚えたなと。すぐわかる」と語っている話や、
関連してJ・M・クッツェー『エリザベス・コステロ』(鴻巣友季子訳 早川書房)などをご紹介しています。

突然病気になって入院し、将来がまったく見えなかったとき、落語にはずいぶん助けられました。
落語は語りです。子供は昔話などを語ってもらうことで心か落ち着きますが、それは大人になっても同じです。
大人に語ってくれる落語は、貴重です。

……

今回の特集は「大学ノート」です。