落語についての連載が掲載されている『望星』の7月号が発売になりました! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

月刊誌『望星』(発行・東海教育研究所 発売・東海大学出版部)
の7月号が、
本日6月15日に発売になりました。


望星 2015年 07 月号 [雑誌]/東海大学出版会

¥600
Amazon.co.jp

『望星』ホームページ


『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』という、
落語に関する連載をさせていただいております。
今回はその3回目です。

これまの2回は前置き的な話でしたが、
今回からいよいよ落語についてです。

落語は「落ちが命」と言われます。
ところが、
落語を初めて聴く人がいちばん戸惑うのは、
「落ちの意味がわからない」「落ちが面白くない」「落ちまでやらずに途中で終わった」
というようなことです。

落ちが命なのに、
なぜ面白くない落ちがあるのか?
この素朴な疑問は、
じつは、
「なぜ落語は面白いのか?」
「なぜ落語は他の物語と異なる構造を持っているのか」

ということにつながる、
とても重要な問題を含んでいると思うのです。

今回から、そのお話を始めさせていただいております。

ちょっと読んでみていたたたけると、
とても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

……

なお、今月号の『望星』の特集は、
「鉛筆には神サマが宿る?」
です。
鉛筆好きにはたまりません!