『誕生日』という小説が、
ついに発売になります!
誕生日/作品社

¥1,890
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ついに、というのは、
この本、ずいぶん前に、
出版の予告があったのです。
多分、10年以上は前です。
そのときは、出版社は
現代企画室だったような(これは記憶が曖昧です)。
なかなか出ないので、
いつ出るかというハガキを出版社に送ったところ、
担当の編集の方から、
とても熱い返信が届いて、
やっぱり、こういう本は、
大変な熱意で出版されているんだなーと
嬉しくなった覚えがあります。
そのときは、
もうじきということだったのですが、
けっきょく、そのまま出ませんでした。
期待して出なかったせいか、
とても気になっていた作品でした。
といっても、
私は内容についてそれほど知っているわけではありません。
当時、たしか、
「誕生日にアイデンティティが崩れていく」
というようなストーリー紹介があって、
それがとても琴線にふれました。
今回の紹介文は、こうなっています。
過去でありながら、未来でもある混沌の現在=螺旋状の時間。家であり、町であり、一つの世界である場所=流転する空間。自分自身であり、同時に他の誰もである存在=互換しうる私。 目眩めく迷宮の小説。 『アウラ』 をも凌駕する神妙の傑作。
この「互換しうる私」というのは、
すごくひきつけられます。
ようやく注文できる日が来て、嬉しいです。