オルハン・パムクもカフカ好き 主人公の名前が「カラ」な理由前回、書き忘れたのですが、オルハン・パムクも、そうとうなカフカ好きのようです。単行本の『わたしの名は紅』のほうの「あとがき」にこうあります。「著者はカフカを愛好するところから、 しばしば主人公の名前をとりあえずkないしはkaで書き始めて 後で名前を考えると話してくれた」そのせいか、『わたしの名は紅』の主人公の名前は「カラ」です。トルコ語で黒を意味するそうですが、訳者によると、「実際にはカラという名前は聞いたことがない」とのこと。