久しぶりの東京の部屋 | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

半年振りくらいに戻った、東京の部屋です。

大震災のとき、
東京ですから、建物が壊れるようなことはなかったのですが、
私は本棚をたくさん立てていたので、
それらが倒れて、ひどいありさまになりました。

かなり片づけたのですが、
まだこんなです。

$「絶望名人カフカ」頭木ブログ-廊下

$「絶望名人カフカ」頭木ブログ-本棚の中身

$「絶望名人カフカ」頭木ブログ-埋もれる地震対策用品

地震対策用品が埋もれています……。

$「絶望名人カフカ」頭木ブログ-スピーカー

重たいスピーカーも倒れました。

$「絶望名人カフカ」頭木ブログ-椅子の横

これは、私がいつも座っていた椅子のところです。
これでもかなり片づけた状態です。

被災された方々に比べれば、
なんでもありません。
ただちらかっているだけで、
まったく、なんでもありません。
ただ、震災のとき、
もし部屋にいたら、
骨折くらいはしていたでしょうし、
へたをすると命も危なかったかもしれません。

私の震災のとき、
都内の路上にいました。
姪の赤ちゃんの乗ったベビーカーを握って。
姪は近所のスーパーに買い物に入っていました。

スーバーのエアコンの室外機がすごい勢いで揺れ出しました。
近所の工事中のビルがガシャンガシャンと恐ろしい音を立て始めました。
大きく、ゆっくりとして、長い揺れでした。
東京のことなので、身の危険は感じませんでした。
ただ、「どこかで大変なことが起きた」ということは、
感じました。
ベビーカーの赤ちゃんは眠ったままでした。
これからの世の中で、
この子はどうなるんだろう、と思いました……。