明けましておめでとうございます。
どうやら、アメリカの財政の壁の問題対応でアメリカで与野党で合意したようです。
日経先物も爆上げしているようだ。(今のところ)
三橋氏の本で「アメリカで財政の壁が否決されたらアメリカがデフレ突入する」と書いてありましたが、土壇場で可決されました。
法案が否決されると、ブッシュ減税失効分が最大2210億ドル、景気対策失効分が1210億ドル、歳出の一律削減が650億ドル、そのほか1530億ドル分の約44兆8000億円分のダメージがアメリカのGDPを襲うことになっていました。
(さらに負の相乗効果も発生してしまうので危ない所でした)
これでオバマ大統領がいう公共事業ができます。
そう・・・・公共事業ができるのだ!!
今・・・世界で流行っている成長戦略は公共事業です。
GDPとは生産(追加価値)と支出(消費と投資)、さらに所得の合計です。
公共事業は投資として『そのまま』GDPに加算される。
また社員の給料が出て消費してくれればGDPに加算される数字に相乗効果が生まれます。
GDPを大きくする政策こそ真の意味での成長戦略です。
それに比べて、以前の日本は、改革という名で「能力主義」「格差社会」「無駄削減」・・・などGDPを増やすどころか減らす政策を選んで実行されてきたからデフレなんです。
能力主義、格差社会では明日は我が身で怖くてお金も使えないし、いつリストラされるか不安なので住宅ローンすら組めず、住宅を購入できません。
無駄削減はそのままGDP削減ですから・・・。
ですから・・・・これからの日本は大公共事業を行うので株価も上がって日本の「気」がよくなって「景気が良くなりそうだ」となってきているのです。
だから・・・株価がグングン上がっているのだ!!
これを・・・国民経済と言います。
能力主義とかは株主資本主義と言います。
能力ある者が給料よくて、他の者は給料カットという、まさにGDPを減少させる。
人々がお金を使わなくなる政策です。
そもそも企業にとって日本経済なんて器がでかすぎて考えることが出来ないのです。
じつは、僕も昔は能力主義論者でした。
しかし、それは間違いだと気がつくまで時間はかかりませんでした。
何故かというと、好きで仕事をしている人なんて少ないし、全体的にどんどん不景気になって結局は勝ち組すら給料カットになっていった。
そもそも、そんな優秀なら会社作ればいいのです。それが能力ある証拠というものです。
ですから、人に雇われ、上司に好かれるように働き、上司に人事を査定されて、人よりも良い人事で喜んでいるなんて、そもそも小さい人間のすること。
まさにチンカスです。
昔の年功序列や終身雇用はじつに国民に安心して家を買わせてもらえる仕組みでGDPを巨大化させた要因だと思います。
(国民経済を学んで最近は昔の人は合理的だったと気がついた)
自民党の国土強靭化は10年で200兆円の公共事業を実施するという話ですから、2013年から年約20兆円分GDPが伸びるということです。
そして国民の安心が消費を促し、公共事業の相乗効果が生まれ、現在の500兆円のGDPが10年で200兆円加算され700兆円ですが、さらに相乗効果も加算されると思います。
GDPが700兆円だと今の国の借金はGDP比で引き下がりますから増税はいらないかもしれません。
(ただし、年金や医療・介護など高齢者が増えるので増税分は社会保障へいっても景気が良くなる前提なら国民は反対しません。)
そうなれば若者は・・・当然・・・・高齢者は敬うべきなのだ。。。
だが、GDPを減らす政策ばかりテレビで奨励されてきたから、今の若者も高齢者をもっと敬いたくても敬いきれていないだけなのじゃ。。
ですから高齢者も若者も・・是非・・・「国民経済を求める」と意見は一致してもらうことを願いたい。
うん。。これからは国民経済の目線で所得が増えるのか?雇用は増えるのか?という目線がやっぱり大切。
自分だけよければ良い、という考えでここまで日本を悪化させてきたのが株主資本主義やグローバリズムなのかもしれない。。
今後、10年で200兆円の公共事業をするなら、今後10年で株価も凄く上がるという意味です。