こんにちは(^^)/
言葉の力を育てたい
国語コンサルタントの きらり です。
＊＊私についてはこちら＊＊
*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～今日のテーマ*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*
日記学習の落とし穴
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2020年度をもって、大学入試センター試験が終わり
2021年より、大学入学共通テストがはじまります。
それに伴い、
国語（現代文）と数学（数学Ｉ及び数学Ｉ・Ａ）で記述式問題を導入する。
ことは、ほぼ決定✨
記述問題導入により、おそらく平均点がかなり下がるだろうと予測されています。
何故か？
日本人は、記述力、論理的表現力が乏しいから。
わたしは、この日本人の記述問題嫌いや苦手は、
日本の小学校の国語教育に原因があるのではないかと思っています。
日本のほとんどの小学校で行われている、「日記」。
ひらがなやカタカナを覚えるのと同時に、「日記帳」なるものをつくり、
今日あったことを書いてくださいね
自分が思ったことや感じたことを書いてくださいね
という、本人の自由に文章を書かせるスタイル。
そう言われて書く小学１年生２年生の日記はみな同じようなものばかりです。
今日は○○しました
とても楽しかったです
またしたいです
終わり・・・ちゃんちゃん
これでは、子どもたちにとっても、日記なんて、
とてもつまらない宿題でめんどくさいだけのものになってしまいますし、
こんな宿題をこなしていても
思考力も表現力も鍛えられたものではありません。
そもそも、文章とは、
自分の世界で完結していたのでは、上達はしません。
人に伝えよう
人の心に訴えよう
人の心を動かそう
相手を納得させてみせよう
そう思うことで、表現力は磨き上げられます。
だからこそ、日記という文章を書くにしても、
＊事実描写（出来事の説明）
＊そこから自分が感じたこと
＊なぜそのように感じたか
＊自分とは違う感じ方の人はいないか
といったあらゆるアプローチを文章で展開しようという発想が生まれるのです。
だからこそ、ただ、
「好きなことを書け」と子どもに投げるのではなく、
まずは、対大人とのコミュニケーションをはかり、
その中で、子どもに「論を展開させる」ように、仕掛けていく大人が必要です。
つまり、書く前に、大人との十分な「対話」を要するのです。
対話を通じて、自分の考えを表出させ、思考させ、考えを整理させるのです。
自分の思考や感情に他者の目線を投げ込まれることで、客観的に自分の思考を見て、
深堀していくことができます。
これにより「思考力」が養われます。
次に、文章の構成、つまり、書き方なるものも、
私は子どもたちに最初に提示すべきだと考えます。
「好きに書け」では、その時点での子どもたちの能力では、
どのように書けば分からず、時間ばかりがかかってしまい、
それだけで苦痛な作業に成り下がってしまいます。
また、頭をひねり出して書いたとしても、事実描写にとどまり、
勝手にまとまりのある文章を展開させるはずがありません。
「論理的な展開の型」なるものを提示し、それに沿うように
自分の考えを展開し、文として表現する練習を重ねることで、
その論の展開は、自らの思考となり、
相手に伝わりやすい表現力が培われます。
日本の学校では、論の展開を指導されることはほとんどなく、
大人になっても文章を展開させることが苦手な人も多いです。
「論の展開型」の提示を飛ばしていたのでは、思考力も表現力もそもそも鍛えられません。
論の展開型を知り、小学生のうちから、
大学入試にも通ずる記述力を身に着ける勉強法をしませんか？
論の展開を何度も繰り返し行うことで、論理的な思考が身に付き、
それは論理的文章を読解する力にもつながり、
何より、表現力に磨きがかかります。
きらり
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