クラシの空に… ~イブネ・クラシ~ | ☆間違いだらけのお庭づくり☆

☆間違いだらけのお庭づくり☆

     ゆさまの雑木のお庭と奈良のお山の風景のブログ。

 

5月18日

滋賀県東近江市甲津畑町 クラシ付近

 

夕焼け前(≧▽≦)

 

まだ日没まで時間があるのに、

空はもう染まり始めていました。

ずーっと眺めていても変化のない景色。

ただ、少しづつ空が染まっていきました(≧▽≦)

 

********************

 

ゆったりと時間が流れて、

静かにカメラを構えて、

聞こえるのはカメラのシャッター音だけ…。

のはずでしたが、実際は、

上空に防災ヘリが何度も旋回して、

最終的にはゆさまの頭上でホバリング。

中型の防災ヘリの重厚な音が、

周辺の山を支配しました。

もはや、この付近で遭難事故があったことは明らかでした。

実際、クラシのお隣のイブネに、

不自然に放置されたザックがあって、

翌日、まだそのまま残っていたら、

警察に連絡を入れようと思っていました。

そして、やはり翌日もザックが残っていて、

警察に連絡を入れました。

帰路に捜索の方々にもお会いしました。

消防の方ではなく一般の方と思われます。

時間的に暗いうちから登ってこられたのでしょう。

スマホのGPSで場所は特定できていると聞いて、

少しホッとしました。

ゆさまがイブネクラシに入る前日、

午後1時に家を出て山に入られたそうです。

鈴鹿の奥座敷と呼ばれるイブネクラシは、

一番近い滋賀県の甲津畑登山口からでも、

5時間は掛かります。

前日は、絶対綺麗な夕日が見れただろうな

って言いきれるぐらいの晴天でした。(予報では…)

おそらく、イブネに到着したら日が落ちる寸前で、

テントそっちのけで、

ヘッデンも持たずに、夕焼けを見に走ったんだろう。

そう思えるほど普通にザックが置かれていました。

 

下山は小雨で当初予定のルートから変更しました。

そのおかげで、遠くからヘリの作業の様子が見れました。

中型の防災ヘリの轟音がかすかに聞こえました。

何度も見たことがある様子。

結果はだいたい想像できました。

警察から連絡があり、

ニュースで見ても結果は同じでした。

 

最近、山での遭難者も死傷者も急増していますが、

山に入る全員に言いたい。

山は死ぬ場所ではない。

楽しむ場所であり、癒される場所。

どんなに素敵な景色も体験も、

人の命には代えられない。

死ぬ時は布団の上で!