ニオイツツジ | ☆間違いだらけのお庭づくり☆

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     ゆさまの雑木のお庭と奈良のお山の風景のブログ。

●ニオイツツジの植栽記録


2009年2月

ツツジを探していたら、やたら樹形が良い品種を見つけたので衝動買いしてしまった。さっそく南西のお庭へ地植えすることにする。他のツツジと違って落葉性で紅葉が綺麗だという。楽しみ。

花には芳香があるらしい。ツツジの香りってどんな香りだろう。


2009年11月

春には花が咲かなかったが紅葉はとても綺麗だ。なぜか秋なのに花が咲いている。

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2010年11月

期待を裏切らずとても紅葉が綺麗だ。しかも去年よりも葉の茂り方が強くなったように見える。
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2021年7月

昨年、日当たりを悪くしていたエゴノキの枝を切ったり、覆い被さってきたホトトギスを整理したお陰で葉がたくさん付いたと喜んでいたら、スグリゾウムシの食害で葉がボロボロに。


2021年9月

おそらく7年振りに開花した。

たくさん花が付いてくれて嬉しい。

来年は虫に食べられていない綺麗な紅葉も見てみたい。


●ニオイツツジの育て方


・北アメリカ原産のウィスコスム(Rhododendron viscosum)や、その交配種をニオイツツジと呼んでいる。育て方は、レンゲツツジに準ずる。

・少なくとも午前中は日の当たる場所で育てる。夏の間は半日陰にする。また、冬の間は寒風を嫌う。

・他のツツジの仲間同様腐植質の富んだ土を好む。

・夏の乾燥に注意。

・花後の5~6月に緩効性化成肥料や固形油粕などを与える。

・用土は赤玉土4:鹿沼土3:酸度未調整ピートモス2:バーミキュライト1の混同用土。植替えは、落葉している11月末~3月上旬までに行う。鉢植えは2年に一度植え替える。

・枝数が少ないので基本的には剪定はしないが、する場合は6月上旬までに行わないと花芽を切ってしまうので注意。





春に淡いピンク色の花を咲かせる落葉性のツツジ。甘い芳香が特徴です。
自然に樹形が整うので和風庭園でも洋風庭園でも良く似合います。
実はヨーロッパで改良された園芸品種です。品種名は、英語読みで「ソレッドパリス」と呼ばれますが、本来のフランス語読みでは「ソワール・ド・パリ(パリの夕暮れ)」です。

春の甘い芳香がする花、花後の新緑の輝くような緑、そして自然に整う柔らかい樹形、秋の紅葉、どれをとってもオススメの木です。

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是非見てもらいたいので、4月の新緑です♪

花の後が汚くてごめんなさい。花がらはきちんと摘みましょう・・・。

でも、新緑は綺麗でしょ?


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(育て方)

・酸性土壌が好きなので、植付けの時は堆肥やピートモスを一緒に入れると良いです。

・育てるには少し日が当たる程度でも大丈夫ですが、本来の美しさを発揮するには日当たりが必要です。
・花の直後であればどこで切っても大丈夫です。(翌年の花芽が夏までにできるため)

・開花前の3月~4月上旬頃に堆肥やピートモスを寒肥として株の周りに敷き詰める。


とにかく、樹勢が強くどこでも切れます。耐寒性、耐暑性もあり病気にも強い育てやすい品種です。