展示されている設定図やラフ図の多くに松本零士のサインを見つけることができる。


その中にはコスモゼロの初期図もある。「フィギア王」で加藤直之が当時の自分はこの絵をちゃんと消化して設定図にできなかった、として改めて書き直していたやつだ。
確かに松本案の方がシャープに見える。このあたりのセンスはさすがだ。
どれも素晴らしいのだが、真骨頂は生活感がでる設定のところ。松本零士の世界が漏れ出ていて特に楽しい。
イメージルームの設定では当然のようになまめかしい美女が飛び出すし、

島次郎の部屋の設定が普通に大四畳半の世界。

ヌードポスターにパンツ、吸いかけのタバコときた。

島次郎、おまえ、こんな無邪気な顔しておい…
食堂の設定図もなかなかだ。

学食などで「カレー」「うどん」「ラーメン」といった札がカウンターに下がっていて、単品をそこで頼めたりするが、
ヤマトの食堂ではそれが

「ゾースイ」
「スイトン」
「オジヤ」
ときた。劇中でもろくなものを食べていない様子だったが、終戦直後の日本の食糧事情を思わせるラインナップだ。
いやちゃんとした定食メニューもあるけどね。でも「有」なのはスイトンやオジヤだけのように見える…やはり大変そうだ。

大阪展でも付近の飲食店でコラボメニューがあるようだが、おしゃれなものなんかやめて、オジヤやスイトンを乗組員たちの苦労をしのんで涙とともにいただく形の方が味わい深くてよかったのではないか。見に来る世代の人の胃にも優しいし。
ところでこれを書きながらChatGPTに
「オジヤ ゾウスイ スイトン をメインメニューに据えた宇宙戦艦ヤマト展とのコラボメニューのポスターを作ってください」
と無茶振りしたら普通に成立しそうなのが出てきた。

GPTの説明によると、それぞれ古代、雪、佐渡先生をイメージしたメニューだそうだ。
私はオジヤとゾウスイがどう違うのかもわからないのだが、ちゃんと別物に見えるメニューになっている。それっぽいキャッチコピーまでつけてきた。
すごいなあ。今後人間の仕事何が残されるのやら。やばいですよこれ。
(ちなみに「オジヤ」と「ゾウスイ」定義上どう違うのか気になって調べたが、次の瞬間には忘れてしまった。その程度の違ということで。)



