トイレに行った人だけが知るおもてなし
カエルカンパニーの岡崎です。
月曜日と火曜日は、
現場で働くスタッフが少しでも役に立つブログを書く日。
今日は「トイレアメニティ」についてです
今、iphoneの容量が減ってきたので、
写真の整理をしていて、昔の写真などを使って
紹介していきます
まず、トイレのアメニティーをどうするか
の前に、基本的な事から考えないといけません。
ラーメン屋さん、ファーストフードなど一部を除いて
『飲食店で食事をする=非日常』なんです
それが、こんな風に、トイレタンクの上に
トイレットペーパーむき出しで、芳香剤と置いてあったら・・・・
日常感丸出しですよね
「家か」
って1人トイレで突っ込みたくなります(笑)
また、こんな感じに
トイレ掃除用具が見える所にあるのもダメです。
これ・・・スタッフさんにとっては
無駄がない動線なんでしょうね
なしです
良く、飲食コンサルタントの出さんが
「お店の世界観は、スタッフが壊す」
と言ってますが、
特にトイレは、
日常感が出やすい場所なので、
いかに店舗のイメージ(世界観)を表現しつつ
非日常感を出しながら、
ワクワクさせる事ができるか
いつも、それを考えています
店舗のオープンサポートに入ると
大抵、トイレアメニティーを揃える所もやるのですが
私はこれを「トイレを創る」って言ってます。
和風居酒屋さんの
男子トイレ。
女子トイレ
この写真を見て、ゴミ箱のビニールとか
むき出しのあぶらとり紙とか気になると思うのですが、
後日、やっぱりやめた事、追記しておきます。
あんまり物を置きたくないとの事で、
シンプルに必要なものだけ置いてます。
トイレを創る時に、必要なものを揃えるのもそうですが
世界観をいかに出すか
アメニティを置くだけだと
ちょっと殺風景になってしまうんですよね。
そのために扇子だったり、
造花だったり、ちょっと飾りも一緒に置いてます。
トイレットペーパーも、ただ予備を置くだけじゃなくて、
こんな感じにちょっとクリアファイルで巻いてみたり。
尾道のいっとくさんがやっている
「ベッチャーの胃袋」では、風呂敷に巻いてありました
トイレットペーパーを巻くのは、
清潔感って観点では、意見が別れるので
(写真がどうしても縦になるんです・・・泣)
この風呂敷が、
オリジナルの風呂敷なのも素敵です
そして、
KING OF トイレアメニティー
今までで私が1番凄い
と感動したのが、愛知県は名古屋市にある
「かわちどん黒川本店」さんのアメニティです。
凄いですよね
和紙を巻いてあるんですが、
その発想も、それをやる事も凄いです
そこに書いてある一言も素敵
「女性の皆さんの身だしなみを更に整えて
大切な人のもとへ帰りましょう」って
「ご自由にお使いください」
と同じ書いてあるのでも違う
このおもてなし感
本当に素敵です
ファブリーズとか、ケープとか
商品名が見えるまんま置いてるお店多いです。
それだと、日常感が出てしまうんです。
『飲食店で食事をする=非日常』
ただ、置けばいいってだけでなくて
アメニティは、
トイレに行った人だけが知る事ができる
お店のおもてなしなんです
そして、大事なこと。
こうした小物は、置いた時にはとっても良いのですが
清潔感がなくならないように
トイレチェックをする時に、必ずチェックする事も必要。
ほこりが溜まっていたり。
替えがなくて、汚れても変えれなかったり。
そんなお店多いです。
世界観も大事ですが、
清潔感が1番大事です。
なので、小物を置くお店は
小物が置けるお店にしか置きません。
つまり、管理できるお店。
清掃もそうなのですが、アメニティーを置くってことは
なくなったら補充をしないといけないですし、
それができないなら、何もしない方がいいと思います。
皆さんのお店のトイレ
世界観を壊していませんか
アメニティーがただ置いてあるだけになってませんか
チェックして補充する体制がありますか
非日常感を演出されてますか
清潔感がありますか
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岡崎美紀子:プロフィール
(株)カエルカンパニー 代表取締役
ファミリーレストラン「ガスト」での7年間のアルバイトを経て2002年、(株)すかいらーく入社。入社後1年半で店長試験に合格しマネージャーに就任。27歳で中国地方初の女性店長に抜擢される。広島県内の不振店舗の売り上げ拡大を任され、前年売り上げ、客数、料理提供率、監査合格点数などの総合ランキングで、全国約1000店舗中ベスト10に入る。
退職後、飲食業界やそこで働くスタッフを盛り上げたいと覆面調査、接客アドバイザーとしてカエルカンパニーを開業。以降10年間、飲食店に留まらず、サービス業界全般の接客指導やコンサルタントとして、全国および海外で活動。飲食店では、実際に現場で働きながらトレーニングをしたり、オペレーション構築、マネージメントアドバイス、店長トレーニングを得意とする。