開腹手術後の機織り | 子宮筋腫をとったらば

子宮筋腫をとったらば

2015年12月に開腹で子宮の全摘をした、45歳・既婚・子ナシの備忘録。

こんなマニアックな情報に需要があるかは微妙ですが(汗)。

私自身どこを探してもなかったので書いておきます。


6年ほど前から機織りのお稽古に通っています。

20代のころから「やりたいな~」とは思っていたけれど、

メガなお教室に通うのはなんとなくイヤで。

そんな中でものすごい偶然に織作家さんとの出会いがあって、

長年(←長すぎ)温めていた野望が叶うことに。

ご自宅のアトリエにお邪魔するようになりました。


介護の間は週1回のお稽古を長期離脱しましたし、

介護が終わってから手術まではとにかく身体がしんどい。

折りたたみの機(15kgくらい?)を広げるのも、

布のかかった綜絖もとてつもなく重く感じる。

ジョイントを変えるために機の下に潜り込むのも、

物理的にお腹が邪魔でふうふういっていました。

いろいろと情けなかったです。


そして手術が終わって2か月後。

なんとなく家事などの動作がスムーズになって、

重いものも短時間なら持ち上げられるようになって、

機織り禁断症状もマックスになって、お稽古に復帰。

生徒さんには何故か医療関係者が数名いらして、

みなさま気遣ってくださってとてもありがたかったです。

この頃はまだ4時間機の前に座るとしっかり痛みが出たので、

本当ならもう少し大人しくしていた方がよかったのかも。


支障がなくなった!と感じたのは術後4~5か月。

術前には結構辛かった動作が

サクサクできて嬉しかったのを覚えています。

こうなってくると出て来る第二の野望。

……自宅に機が欲しいなあ。

まだまだ初心者マークなのに高望み?

それまでも「おばあちゃんになったら機欲しい♪」と思って、

散々妄想はしていたのです。

でもなんだか手術を受けて入院したら。

「今がいちばん若くて元気なんだよ?」

「早く手に入れればそれだけ長く楽しめるよ?」

「老眼になる前に細い糸で織りまくりたいでしょ?」

と考えるようになって野望を前倒し。

自分の時間が急にできたのも相まって、

七夕の日にmy機を手に入れました。

ちょうど暑さが猛威を振るいだすころだったので、

お散歩をお休みしてとにかく織って織っての日々。


そんなわけで嬉しくて楽しくてたまらなくて、

お猿さんのように時間があれば機を触って3カ月の今現在。

……あれ?お腹が……痛いかも?

織っている時間が増えたわけではないのにどうして?

ぐるぐる考えてみたら思い当たるのは打ち込み。

数日前から緯糸の詰まった布を織っているのです。

ペダルを踏む方がお腹に負担がかかると思っていましたが、

私の場合は打ち込みが強い方が腹筋を使っているのかも。


そもそもこの痛みが術後だからとは限りませんね。

とにかく学生時代の体育の授業以外で、

スポーツと名のつくものをしたことのない私。

今まで活躍していなかった腹筋が文句を言っているだけ?

そういえば「個展前はウエストが細くなる!」とおっしゃっていた

作家さんもいらっしゃるので、機織りはいいエクササイズだったり?

そんな余得もあったらいいな、なんてヨコシマな気持ちを抱きつつ、

今日もご機嫌でパタパタ織っています。


ちょっと見切り発車だったような気もしますが、

私は術後2カ月で機織りは可能でした。

でも綜絖数が多くてペダルが重かったり、

打ち込みの激しいものだったら少し辛かったかもしれません。

作業再開時には2枚綜絖・柔らかものをオススメしたいです。




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