医療費控除 | 子宮筋腫をとったらば

子宮筋腫をとったらば

2015年12月に開腹で子宮の全摘をした、45歳・既婚・子ナシの備忘録。

<お願い>

この記事はわたくしかのこが2015年度の医療費控除を

2016年に申告した時の内容です。

税制は結構カジュアルにそして静かに細かく変わりますので、

ご自身で申告なさる時には改めてのご確認をお勧めいたします。

国税庁HP・医療費控除のページ  



会社員の家庭ではあまり縁のない確定申告。

「どうすればいいのかな?」と思っていましたが、

やってみたら意外と簡単でした。

記録として残しておきます。


まずは控除の対象になるのかどうか。

1月から12月までにかかった医療費から

保険などで補てんされた金額を引き、

更に10万円(その年の総所得が200万円以下ならその5%)を引く。

残った金額が控除の対象となり、

所得に応じた割合(5%~40%)の還付金が戻ってきます。


このベースとなる1年間の医療費には

生計を一にする家族の分も含まれます。

扶養に入っていればお子さんはもちろん親御さんでも。

領収書があれば治療に必要と認められる薬などは、

一般の薬局で買ったものも計上できます。

退院時のタクシー代も認められているようですので、

領収書は保管しておきましょう(と捨てた私が申します・涙)。

公共の交通機関だけは領収書が必要ありません。

自分で計算してのせられます。


各病院や薬局ごとに合算した金額を記載します。

通うための交通費もそれぞれここに計上。

電卓片手にひたすら足し算!です。

領収書も各々まとめてホチキスでパチリ。


私は上記リンクのページから確定申告の書類を入力 して、

プリントアウトして所轄の税務署へ直接持っていきました。

e-Taxはちょっと不安なアナログ体質。

郵送も可能だったようですが聞きたいこともあったので、

お散歩も社会勉強も兼ねて出かけてみました。


というのも去年は子宮筋腫の手術だけでなく、

春に歯科でブリッジを入れました。

これが自由診療で控除の対象になるのかよく分からない。

国税庁のHPには歯科の具体例もあったのですが、

全然具体的ではなくてお役所の書面とは難解なものなのですね。

郵送で書類が行ったり来たりするのも億劫なので、

直接出向いて聞いてしまおう!と。

混んでいる確定申告の時期を避けて満を持して行ったのに。


受付で書類を提出したら。

お嬢さんが書類をチラ見→控えをくれて→「ハイご苦労様でした」

それだけ?スゴイあっさり!もっと突っ込んでくれないの?

まあこのお方は受け取るだけなのね、仕方がないのね。

ええと初めてでよく分からないのですが、

参考までに今後どういう流れになるのか教えていただきたく……。

「問題なければ指定の口座に1か月ほどで振り込まれます」

ホントに私がこどものお使いみたいで、

これなら郵送でもよかったようです(笑)。


結局問題はなかったらしく、

書類作成時に算出された金額が無事1か月後に入金されました。

なんだーと肩すかし、いえありがたいことですね。

歯科でかかった金額が結構大きかったので嬉しかったです。

これが適用されなかったら税務署から

「申告とは内容が異なります」の連絡はあったのかな?

それとも無言で減額された還付金が振り込まれるだけなの?

素人の私にとっては税務署は大きなブラックボックスのようでした。

もっとお勉強すればよかったかも?

それから添付した領収書は戻ってきません。

データとして残したい方は提出前に控えをとることをオススメします。

それにしても……税務署には膨大な領収書があるんでしょうね~。

何年くらい保管するんだろう?どんなスタイルでまとめてあるのかな?

それとも昨今ではすべてデジタル化?

どうでもいいようで、でもちょっと見てみたい……・。


私の周りに大きな治療をしたけれど、

医療費控除を知らなかった、しなかったという人もちらほら。

税金って持っていくときは有無を言わさずなのに、

還付はひっそりしたものだなと思います。

マイナンバー制度が浸透するとこうした手続きはなくなるのかな?

ほんのひと手間ですので医療費がたくさんかかった年には、

忘れずに権利を行使しましょう。

そして関連の領収書はすべて大事に保管です!

(↑自分に言っています)




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