『HUNTER×HUNTER』THE STAGE2 (その19) 人質交換 | 小越勇輝さんを想う時間

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長文ですあせる

 

降りしきる雨の中 

大切な仲間を取り戻したい気持ちに

誰もが突き動かされて・・・
 

  クラピカの指示



「こちらにはセンリツという能力者がいることは知っているな」

「偽証は不可能だ」

「仲間とのコミュニケーションは一切禁ずる」

「一人で来い」

「わずかでも鼓動に動揺があればお前たちのリーダーを殺す」

 

心理戦でパクノダを威圧したクラピカ、冷静で頭が切れます。

有利に事を運べたのは・・・

ウボォーとクロロ、蜘蛛のうち最強の2人を捕らえた未知の強さ

センリツの存在による行動制限

これらによる心理戦だと思います。

 

本当ならゴンとキルアを人質に取られて強い立場では無かったのに。

 

「必ず一人で来い」

旅団員が全員で来れば、ひとたまりも無かったのでは。

(念能力は旅団員にしか通用しないし、習得して日も浅い)

 

 

  クロロの意思 旅団の掟

 


決定的だな 鎖野郎の弱点

迷うなパクノダ 皆で来い

クラピカが仲間を見捨てられないことを見抜いた。
パクノダ、俺のことは見捨てろ、皆で来てクラピカを始末できればそれでいい。
本気でそう思ってたクロロ。
 

 

  パクノダの迷い

 

①クラピカの指示に背けばクロロは殺されるが、クラピカを倒せる(これが蜘蛛の掟、クロロの意思)

②クラピカの指示に従えばクロロの命は助かる(蜘蛛に対する裏切りでも)

 

クロロの意思か、クロロの命か・・・

選択を迫られるパクノダ

 

まねごとはいつから演技と呼ばれるの

たかが幕切れ モノローグよ 台本の無い劇の

鎖の秘密 狭い個室で迫られる二択

話すのか 黙すのか

どちらが蜘蛛への裏切りか 大切な友よ

生かすべきは どちらか

団長 貴方ならどちらを選びましょう

せめて幕あい インターミッション

結末の無い劇の

 

団長 私達にはまだあなたが必要です 

たとえそれが蜘蛛に対する裏切りでも

 

『大切な友よ』の歌詞が胸を打ちます。

団長になる前の友達だった頃のクロロ。

重大な選択に影響を与えるほど大切な想い。


『せめて幕あい インターミッション』

命さえあれば、このくらいのことで終わる人じゃない。クロロはまたきっと。。。

パクノダはそう信じたんだと思います。



旅団は演劇と関わりの深い過去を持っていて、それを意識した歌詞になっている気がしました。

歌詞に作品への愛を感じました。

  

 

  クラピカの迷い

 


 

パクノダへの指示は威圧的だったが

クラピカの心の中は動揺し混乱していた。

 

復讐を誓う時、浮かぶのは手を振るパイロの姿

やっと捕まえたリーダーを生かしてもいいのか?

復讐は命より大切な目的

だけど・・・もう二度と大切な仲間を失いたくない

 

歌い始める時の消え入りそうな儚さ

なんて表情、なんて声

歌声はまるで泣いてるようで

可哀想なのと愛しさで胸がギューってなる

泣かずに観れた回は一度も無かったです。

 

これで良いのか 選ぶ覚悟に

矛盾の音響く

生かすのか 殺すのか

どちらが蜘蛛への復讐か 

手を振る友よ 約束果たすために 

退路 そんなもの当の昔に捨てた

断ち切る俺を緊縛するチェーン 

もう失いたくない



 

  クラピカが2人に出した条件


 

クラピカはクロロとパクノダに条件を出しました。

ジャッジメントチェーン⛓️を刺して、これを破れば死ぬことに。

 

クロロには

1️⃣念能力の使用を禁ずる

2️⃣今後旅団員との接触を断つこと

 

2️⃣を言う時のクラピカが辛そうで

クロロを殺しても、蜘蛛は封じられない。

なら、クロロから大切なものを奪う。

仲間と引き離されることは死よりも辛いはず・・・

 

パクノダには

1️⃣今夜0時までにゴンとキルアを開放すること

2️⃣私のことについて一切情報を漏らさぬこと

 

「蜘蛛が本当に非情なだけの組織ならこの人質交換は成立しない」

「クラピカ気付いているでしょ、その女性はあなたと同じ理由でそこに立っていることを」

センリツの台詞が観客に教えてくれる。

 

「仲間を取り戻したい思いは自分と同じ」

クラピカがその事に気付いてしまったことを・・・

 

「なぜ何も聞かない、理不尽な交渉だと思わないか。私が本当にリーダーを返すと思うか」

冷徹に振る舞っても、結局は優しさから動揺してしまう。クラピカが人の心を忘れないところ。

 

仲間思いなクラピカ

 

 

  パクノダの最期

 


パクノダはクロロの命は守れたけど、連れ戻せなかった。 

団長が戻らない事に納得できない団員たち。 

 

クロロは自分に人質の価値が無いと言ったけど

旅団員達にとってそうでは無かった。 

 

仲間に理由を知らせる為、クラピカからの二つ目の制約を破り、死を選んだパクノダ。

クロロの命を守り、仲間の心を救い、蜘蛛の存続を願った覚悟の死。

このメモリーボムの能力で

自らの記憶を知らせたのが結成時の6人なのも

その記憶の中にあったのが

大切なクロロがヒソカにも殺されずに済んだのを知った記憶だったのも
ゴンとキルアの優しく純粋な会話だったのも
全てが切ない。
 
パクノダも『蜘蛛というロールを演じただけ』 
かもしれない。
 

残虐で非道な連中と思っていた蜘蛛は、仲間を思いやる心を持っていた。

仲間のためなら自己犠牲をいとわない。
それはきっと、あんなにひどい流星街で助け合って生きてきたから。



「なんか自分がというか、クラピカが正しいのか、果たして旅団がみんな悪いのか、分かんなくなってきた」
クラピカを生きた小越さんの、クラピカの優しい言葉。ずっと心に思いながら公演を観てました。

 

クラピカVS幻影旅団 お互いの人質交換 
この緊迫するシーンを魂をこめて演じてくれた小越さん。
冷静で強くて賢いのに、優しくて脆く儚い。。。
そんなクラピカの魅力を存分に魅せてくれました。
 
 
今日も読んでくださってありがとうございました。