今の仕事をはじめてからの出会いで考え方が変わった部分

はじめて一緒に仕事をしたSは若いのに見た目の違いしっかりしていた。
軽いけど口調はきついし、正直どうやってやっていこうか迷った。
でも転勤していくまえに言われたのが「はじめにしっかりやっておけば後は苦労しないからきついことも言ったけどあなたならできると思った」だった。
へ~馬鹿にされていると思っていたので以外だった。
転勤してからちょっとしたことから連絡を取り何度か食事も一緒にしたりした。
とっかかりに彼と一緒に仕事ができたことに感謝。

次に一緒に仕事をしたのは女の子だった。
心もとないと色々仕事を話をして二人でたくさん悩んだ。
一緒に考えることで知らなかったことがたくさんわかって本当に勉強になった。
時期を同じくして上司も変わった。
人の言うことを聞かない人で折り合いが合わないときもあったが話がわからない人ではなかった。
話し合いもスムーズにできるようになり仕事も順調にできた。

その次も女の子。仕事は凄くできる彼女なのに凄く物腰が柔らかくほんわかしていてとても魅力的で女性として本当に魅力的な人だった。
彼女を一緒に仕事をすることで自分もやさしくなれた。
「彼女みたいになれたなぁ」何度も思ったのでなるだけお近づきになりたくて食事に誘いたくさんの話をした。
彼女のおかげで以前からのお付き合いのあった人たちを皆集めて飲み会をしたっけ。
そんなことできたのは彼女がいたからこそ。
あのふんわりした彼女をとりまく空気は本当に大好きだった。

上司も変わった。変わり者の上司。誰も寄せ付けない雰囲気でいつもつまらない感じ。
何かいえば「そんなに暇じゃないから!」とつき返されて・・・。でも落ち着いて話をしていくと結局悪い人なんかじゃ無いって気がつける。転勤していく前には色々相談もされたし、少しだけ頼りにしてくれていて「俺がいなくなっても次の人と仲良く喧嘩しながら仕事してください」といわれた。少なからず認めてくれていたことを理解できた。彼と一緒に仕事して「話しの仕方で物事は順調に動く」ということを学んだ。

変わりに来た上司は・・・・もろタイプだった(見た目)。
でもそれと仕事は別問題。でもいままでの上司と違っていたのはいつでも私達も味方だったってこと。私達のためにばたばたと動き一生懸命で私と同じく仕事をする人たちにも凄く好かれていた。
一風変わった人だけど今でも皆は「あんな人はめったにいない」といっている。

女の子の代わりに来たのは本当に若い男の子だった。
でも頭は切れるし何でもできる。向上心もあるのでちょっとしたことでも自分で勉強して覚えていく。彼には何度も助けられた。

上の上司と男の子のペアの時期。私は一番駄目な時期。
凄く甘えていた時期でもある。
でもその上も上司が私と意見が合わない。今までの私のやり方では成り立たない。
やり方を変えていかなくては。どうやれば納得してもらえるか?どう話せばわかってもらえるのか?この部分についてはいまだ勉強中。一番私の苦手分野を見つけてくれた大変ありがたい存在の人だった。

仕事が増え別の上司とも打ち合わせをするようになる。
完璧主義の上司。いくら頑張っても頑張るだけでは駄目なんだというのを学んだ。
理解して注意してポイントをおさえる。
誰に話をしても「あの人と仕事!え~!!!大変でしょ?」といわれたが本当に大変だったかも知れないけど一緒に仕事をしていなければいつまでもぼんやりと曖昧な仕事をしていたに違いない。
それでは駄目。そういういい加減な仕事をするようではいつまでたっても駄目なのだと、自分を奮い立たせてくれた人であった。
転勤際に「俺と一緒に仕事は嫌だったでしょ?」という上司。素直に学ぶことが多く本当に勉強になったことの感謝をいった。今でも一緒に仕事をさせてもらったことは感謝している。

次にまた新しい上司。
心にぽっかり穴のあいた人でした。なかなか打ち解けることができず期限が来る前にそのまま転勤。いろいろな人がいるんだなと考えさせたれた。

次の上司はTHE公務員!というのがぴったりな人。
身なりも話し方も落ち着いており取り乱すことなんてない。大体の今までの上司が必ずばたばたしていたのを見ていたので、この人のようにどうやったら落ち着いていたれるのだろう?と思った。
お付き合いしていく中で思ったことは誰に対しても腰が低い。
自分は偉い立場の人なのにそんなのは微塵もださないのだ。だからこっちも腰がひくくなるし頑張って仕事しなくちゃ!と思うようになった。素直に謝る。ということの大切さを教わったのも彼だ。

先に若い男の子もそうだがこの上司も話を聞いて一度必ず脳に話を刻みこむ。
これは本当に大切。思いつきで、はったりで仕事をするもの手の内だが、のみこむことの大切さを学んだ。

次に来た上司は、天邪鬼。何を言っても否定的。悪い人では無いが性格が捻じ曲がっていてどうにもこうにも扱いづらい。でも「世の中に悪い人なんていない。嫌いだと思えば向こうも同じように思い仕事が順調に行かなくなる」の精神で付き合っていくと、本当に親しみやすい人となった。
今ではいい相談相手と雑談相手になってくれている。

若い男の子にかわった一緒に仕事をしたのは随分年齢のいった人だった。
もともと事務業務に慣れているわけではなく四苦八苦するなかで、今までは皆仕事ができた分随分イライラした。でも「はじめから仕事のできるやつなんていない」。自分の復習の意味もこめて仕事をしたが、自分のぼろが出始める。いままで散々怠けてきた結果だった。
ある意味私のために彼が今の職種についてくれたようなもの。自分を一から立て直すべく役割を放してくれた彼には本当に感謝いなくてはならない。

総体を通して一緒に仕事をして損することなんて絶対にない。
必ずどこかしら自分の学ぶことがあるのが、人とのかかわり。
だって一人として同じ人なんていないんだから。
仕事は一人ではできない。だからいかに順調にやっていくか。それは相手がわるいからではなく、自分が変わっていかないとならないということ。
そうやって自分を組み立てていくのだ。

私がずっとここにいて、周りの人だけが変わっていく。
実はそれは私にとってとても大切なことで必要なことなのだろう。
出合ったことをなかったことにすることはできない。
絶対誰しも「こんな人いたな」と心の引き出しの奥にいるものだ。
私はこれからもたくさんの人と出会って引き出しに入れたり出したりしながら学んでいかなければならないことだらけ。

私はたくさんの人に育ててもらっているんだと改めて感謝の気持ちをいいたい。
ほんとうにありがとうございます。

普段の待ち合わせは遅刻ばかりだけど、彼と会うときだけはかなりの時間をもてあます。

彼の街への到着時間と彼の仕事上がりの時間の開きがかなりあるからだ。


空港をぶらぶらした後待ち合わせ場所まで行くがそれでも時間はたっぷりあった。

だから私はいつも本を持って歩いている。


電子書籍が主流のこの時代。

それでも私は荷物になるのを承知でもっていく。


ゆっくりするためあまりこんでいないコーヒーショップに入り窓際のカウンターの端っこに座った。

「今日は時間があるから読み終えてしまおう」

冷めたコーヒーは好きではないので早いうちに飲み終えて本に集中した。


本は面白い。

ただの活字なのに私の頭の中には様々な登場人物が現れては泣き、笑い、そして語らう。

一枚一枚めくるこの感触も大好きで、絶対に電子書籍でなんて味わえない深みがある!と私は思うのだ。


すべて読み終えて本を閉じ、ため息をつくと

「終わった?」


びっくりして声のするほうを見るとひとつおいて彼が座っていた。


「え!ごめん!気がつかなかった!メールくれてた?見てないし!よくわかったねここ!」

慌てふためきながら話す私に「うるさいよ」と顔をゆがめ

「窓際にすわっているもの。普通わかるでしょ。メールは送っていないよ」

「・・・・仕事早く終わったのなら電話くれればよかったのに・・・」

「いや・・・いいんだ」

といいながら湯気の出ていないぬるいコーヒーをぐいっと飲み干した。

「貴方の行動をよんでみようとおもった」

「・・・?」

「まず休憩するためどこかに入る。でも絶対に本を読むから込んでいるところにはいかない。でも待ち合わせはこの駅だから俺が早くきてもわかる窓際に座る。正解だったろう?」

「・・・・・・はい」

「でも集中しすぎて隣に座っても気がつかないのは予想外だった」

「・・・・・はい・・・すみません」


歩き出したときに彼がもう一言。

「本を読んでいてあんなに表情をかえる人、あんたくらいだよ」

「いや~面白かったから!」

「こっちも面白かったし、仕事もひとつ片付いた」

と眉毛を上げて嫌味をひとつ。


「俺、あんたが本読んで待っている姿、好きだよ」



あ~・・・・久しぶりに好きだって言葉聞いたな~。

うれしくなって腕を組んでみたら、今日は嫌だって言わなかった。

先日一緒に仕事をしていた人に久しぶりに会いました

久しぶりなのに久しぶりのような気がしないといってくれた彼女はとても素敵な女性で、柔らかな雰囲気も物腰も私のないものでとても憧れます。

彼女とは4年前に転勤するまで3年間一緒に仕事をしており、一緒に食事をしたり話をしたりとてもいいお付き合いをさせていただきました。


なぜか私は転勤族と知り合う機会が多く、彼女もその中の一人。

私はずっとこの田舎にいて皆は何年かすると必ず違う場所に行ってしまう。取り残された気分でいっぱいで、私だけが成長していけない。そんな寂しさでいつもいっぱいで悲しくなってしまいます。

気がつけば私の友人達は皆地方に行かないとあえなくなってしまい、結局私なんてどうでもよくなってしまい楽しくやっているんだろうな~。そんな卑屈な考えになってしまうほど。

だからせっかくいただいた縁を切りたくなくて無駄に連絡とってしまう私がいて、もしかしたら「つき合わしてしまっている?」そんな不安に駆られてしまいながらも、結局また連絡するんですけど。


この間現在一緒に仕事をしている人に彼女の話をしたところ意外なところでつながり話が弾みました(私だけがそう思っただけ)。

彼女を中心にいただいた縁にうれしくて私はなんて幸せなんだろうと思っていたんですね。


それをこの間食事をしたときに彼女に言われたのが「ちがうよ。るりちゃんを中心にみんなが繋がっているんだよ」とうれしい言葉をいただきました。


私はただここにいていろんな人にいろんな話をしているだけ。

それは結局自分だけが取り残されたくないからであって私が中心なわけではないの。

それでも何年かたった今でもこうして話ができるのはうれしいと彼女は言ってくれました。


みんながいなくなって私だけが取り残されていく。

でもね、私がここにいることで転勤してきた人とも繋がっていけるんだと感じさせてもらった瞬間でした。

今少しだけ仲良くさせていただいている人がいますがその人も転勤族。結局またいなくなってしまうわけですが、その人は男性で故に繋がっていくことは難しい。でも彼がこの地に来た事でまたつながりが増えていくわけです。悲しいことばかりではない。


出会いは偶然ではなく必然だとよく言うけど、私は彼女にも現在のその彼にも大切なことを教えてもらいました。始めは仕事からのつながりでもお互いのことをわかってきたらそれは仕事の間柄を超えた付き合いになれます。いろんな話をして自分の中に吸収していけるってすばらしい。

絶対に悪いことなんてないはず。


そんなことを思った週末でした。