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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
木曜版No.164 でおます!
当ブログは
日・木曜日 午前0時
週2回更新しております。
♪雨がしとしと日曜日
僕は~一人で
君の~帰りを待っていた
・・・
どんなに遠く離れていても
僕はあの娘(こ)の心が欲しい…
※詞・橋本淳
懐かしい雨の名曲
はて?(寅子風に…)
懐かしいと思われる方がどれほどおみえなのか?
※どことなく
♪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド風
1967年
受験を翌年に控えた高校三年の夏…
深夜のラジオから流れてきた
「ザ・タイガース」の新曲
3rdシングルの♪モナリザの微笑
「沢田研二」
音感?声質?やはり表現力なんでしょうね
日本語の歌詞を
こんなにも官能的に唄うボーカリストを
初めて知りました。
次にそんなボーカルに出逢ったのが
「桑田佳祐」
そして幾星霜
ようやく次に出逢ったのが
「大森元貴(Mrs.GREEN APPLE)」
異論も多々ございましょうが…う~ん
あくまで私の感性…というか好み?
そう言えば…
この「ザ・タイガース」のデビュー曲
♪僕のマリーも
雨で始まりましたね。
最近の異常気象…雨も情緒のない降り方ですもん!
こんな雨の名曲って
もう出てこないような気がして…
本日、桃ちゃんどぇ~す!
オチのないまま
来月に続きます!
必殺!あれこれ…3
♪風にゆれ 雨にぬれて
恋は今も今も 燃えているのに
あ~あ…
※詞・片桐和子
えー…どこを読んでもジェネレーション・ギャップを大いに楽しんでいただけるブログです…って、何のことやら!…ああ~。
「必殺シリーズ」ちょうど20作目の「必殺渡し人」に触れています。
オンエアは1983年…!
えー…「浦安」に「東京ディズニーランド」が開演した年?
先週、この「必殺シリーズ」の元締め役などを演じた、ベテランの女優さんをまとめてみましたが…
それ以外の女性レギュラーメンバー。
シリーズ第2作…即ち「中村主水」初登場の「必殺仕置人(1973)」で仕置人の紅一点…密偵の女掏摸(スリ)「鉄砲玉のおきん」。
この「野川由美子」を筆頭に…
私にとって永遠のアイドル歌手「中尾ミエ」が「必殺必中仕事屋稼業(1975))」など3作。
「仕事人シリーズ」全6作での密偵「加代」を演じた「鮎川いずみ(※いづみ名義)」。
やはりこの「鮎川いずみ」の印象が鮮烈ですね…。
エンディング曲も何曲か唄っていた筈。
このシリーズの象徴的な女優さんのひとり。
彼女はこれ以前にも第2作「必殺仕置人」はじめ何作かでゲスト出演しているので…。
ま、彼女たちに関してはいずれ改めて…。
今回は「渡し人」…
「西崎みどり」もそんな「必殺ガールズ」のひとり。
冒頭の歌詞…シリーズ第4作目「暗闇仕留人(1974」」のエンディング曲♪旅愁。
「必殺」の曲で印象が強いと言うと…私は「西崎みどり」が唄ったこの曲なんですね。
これは「主水シリーズ」の第2作…
「主水(藤田まこと)」の妻「りつ(白木万理)」の妹二人が登場…
おとうさん!憶えてます?
「なりませぬ。なりませぬ…」と、煩悩丸出し尼僧「妙心尼」こと次女「たえ」の「三島ゆり子」がプチブレイクしたシリーズ。
女優「西崎みどり」としては、この「暗闇仕留人」の最終回が初登場。
何作かのゲスト出演の後、初のレギュラーが第16作「必殺仕舞人(1981)」の「おはな」役。
翌1982年の「新・必殺仕舞人」と並んで大好きなシリーズでした。
前回、触れたように「京マチ子」の魅力全開…
彼女の一番弟子の踊り子役ですから、舞踊家「西崎みどり」の本領発揮。
さてそのまた翌年の1983年が今回の「必殺渡し人」
「西崎みどり」が演じた「お沢」…
明るい「おはな」から一転して、かなり苛酷な過去を背負っての裏稼業の女房役。
当時23才くらい…
もちろん役柄の所為もありますが、短期間に何か…ドラマティックに変わったな…って感じでした。
夫役の「渡辺篤史」の渋さも相まって、しっとりとした人妻像
女優さんにはそんな時期があるんでしょうね…。
「西崎流家元」…日本舞踊家というイメージが強いんで、当時も時代劇の出演が多かった彼女…
和服、日本髪が似合う顔立ち。
「鮎川いずみ」もそうですね…。
彼女は女優を引退しちゃいましたけど…
「時代劇」が激減しちゃたんで、こうした女優さんは育ちにくくなったのかなぁ…。
男女問わず、時代劇特有の身のこなしがあるしね。
さて…こういったロングランの人気シリーズ…
その人気を維持するための様々な工夫…
そのひとつが…今日性…
時代劇ではあっても、制作されたその時代の「トレンド」をどう取り込んでいくか…。
そのあたりはかなり攻めていたシリーズでした。
例えば、シリーズ№1の評価もある「必殺からくり人」シリーズ。
さすが天才「早坂暁」の脚本は、まさに政治情勢を含めた当時の時代の空気を色濃く映し出していました。
それでいて、文句なくおもしろい!
この「渡し人」…前回も書きましたが…
当時のヒットドラマ「金妻」を意識したのでは?と感じたほど、どこかリアルな夫婦の愛のかたちを描いていて…。
「裏稼業」であるが故、子供をつくることを避け続ける夫(中村雅俊)。
当然、愛しながらも妻を避けがち…
全く何も知らず、不満を募らせる女房(藤山直美)。
この二人の姿が最期まで切なくて…。
今更ですけどね…「藤山直美」の存在感…
舞台が「長屋」ということもあり、他の「必殺シリーズ」では味わえない、不思議な江戸情緒がありました。
関西弁なのにね…。
少し余談になるのかな…
このシリーズの中心人物…「鳴瀧忍」役「高峰三枝子」。
もうピンと来ない方も多いと思いますが、戦前からの唄う大スター。
映画女優としては、「大映」時代の「真珠夫人」シリーズなどはさすがに知りませんが…
私の記憶にあるのは何作かの「日活映画」…
わが「吉永小百合」の母親役でした。
こんな美人母子はおらんだろ…というレベル。
いろいろ紆余曲折のあったこの人の人生…60年代は一時休止していた歌手活動も復活、ワイドショーの司会も好調…。
1976年の映画「犬神家の一族(市川崑)」で、まず想い出すのがこの「高峰三枝子」の「犬神松子」。
60代が近づいた頃に再ブレイクという稀有な大スター。
そして1981年、映画における、かつての共演者「上原謙」とともに出演した「国鉄(※現JR)」のCM。
「ハネムーン」ならぬ熟年夫婦の旅行プラン「フルムーン夫婦グリーンパス」キャンペーン。
豊かな胸の谷間を垣間見せた温泉での入浴シーンが話題に!
そこまで騒ぐことなのか…とあの頃思ったものでしたが…
よく考えれば、自身の若い頃の輝く青春スター…そんな世代には感慨深いものがあったのでしょうね。
1983年のその「高峰三枝子」を主演に迎えた「必殺渡し人」シリーズ…
これを使わない手はないと考えた「必殺」スタッフ。
クライマックス…仕事(暗殺)…
「鳴瀧忍」、いざ出陣の前は必ず、禊のためなのか入浴。
「フルムーン」の温泉シーンを彷彿とさせる訳ですね。
さあ、そのシーンがそれほど評判になったという記憶はないのですが…?
更に…これが念頭にあったのかなかったのか…
ライバル.「C.A.L.」制作の「水戸黄門(TBS)」
「かげろうお銀(由美かおる)」登場は1986年。
お馴染みの入浴シーンもやがて始まります。
尤も、この頃の「お銀さん」はまだ20代だった筈。
繰り返しますが、テレビ時代劇の熱心なファンって、たいていは「すけべ」なおやじ…
制作者側からはそう思われていたんでしょうね…。
そうした「すけべ心」を踏まえて…
当時、「日活ロマンポルノ」なんかでも活躍していたゲストの女優さんも取り上げたいんで、また今度「必殺」やりま~す!
次週からは「名古屋純情シネマ」…再び邦画編です。
よろしく哀愁!