耄碌妄想日記 日曜版 №88 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想ラブラブ日記

 曜版No.88でおます!

 

当ブログは

曜日 

日付変更と共に更新で~す。

 

 

 

花に問え

奥千本(おくせんぼん)

花に問え

 

前線…

開花予想もちらほら

ようやくそんな季節がそこまで…

 

俳句を愛するみなさんなら

ご存知だと思いますが…

 

社会に対する独自の視線を持っていた

女流俳人「黒田杏子(ももこ)」

84才で亡くなったのが

ちょうど去年の今頃…

の季節の少し前でした。

 

全国のをめぐり

の俳人」とも呼ばれた人でした。

 

冒頭は

「吉野」のを詠んだ句。

 

切れ味鋭く、どこか潔くて男前…

好きな花の句です。

 

桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとタイミングを外しました。

後日談ということで…

 

コラムで取り上げた

「ヒッチコック」のサスペンスです。

一応、怖い話です…。

 

 

 

えー…

今回から曜版は2週連続で

「全力漫画少年」特別編

鳥山明 追悼特集」

 

 

 

 

 追悼 鳥山明

 

「鳥山明」「高橋留美子」

 

♪キィーン キンキン キンキンキーン

 テケテケ テッテンテーン…

 

 多くののバクダン爆弾をうち上げてくれた漫画家「鳥山明」は不意に逝ってしまいました…。汗

 「ジャンプ」連載時の初期…睡眠は三日に一度だったとか…。

 …そんなツケも回ったのか…68才は早過ぎます。

 わしより年下じゃん!大泣き

 

 いずれにせよ、「漫画」って命を削って描く、苛酷な仕事なんですね…。

 

 1950年代「手塚治虫」同様、「鳥山明」の登場はどれほど漫画少年たちの心を揺さぶり、高揚させたか?

 こんな漫画が描きたい!…と。

 

 アシスタントの経験なし…

 プロとなっても変わらず地方在住…。

 そんなところも、漫画家を目指す若者たちに大きな影響を与えたと思います。

 

 さて…

 漫画家ですから画の巧い人が多い訳ですが…あたりまえかァ…

 一コマを切り取って、それが一点のアート作品になる…

 まして扉や表紙…その一枚だけで魅了してしまう画の力。

 

 私にとってそんな漫画家は、まず「永島慎二」でした。

 

 さらにポップなアートの要素が加味したおしゃれな画風だったのが「モンキーパンチ」

 二人が表紙を担当した雑誌は、つい手に取ってみたくなる魅力がありました。

 その他にも、アーティスチックな画力を持った漫画家は数多く生まれました。

 つまり、グラフィックデザイナー・イラストレイター顔負けって感じの…

 

 そして…「鳥山明」

 「Dr.スランプ」の単行本をズラリと並べてみると、その見事な表紙イラストにうっとりします。

 ともかく画の魅力。

 ずっと見てても飽きませんもん。

 どうやって描いたんだろう…?

 ペンは何?カラーインクはどこの?…

 そんなことを考えるだけで楽しくなるのです。

 デジタルになるとそんな楽しみはなくなるのですが…。

 

 

 むろん、キャラクターを含めデザインの秀逸さがあるのですが…

 何て言うか…ある種のサービス精神。

 面倒くさがり屋と言いつつ、ディテールをきちんと描きこんでみせてくれる…

 みなさんご存じのように、乗り物であれ、ファッションであれ、小道具であれ…

 バイクなら小さなサスペンションまで…

 ジャケットならば。きちんとボタンもポケットも丁寧に描く。

 スニーカーなら、紐…ロゴマークまで表情たっぷりに…。

 

 これがワクワクさせてくれるんですよね?音譜

 今までこんな漫画、なかったかも…と。

 こういう細かい所にも行き届いた画というのは、まさにワンダーランド、いつの時代も子供ってこういう、隅々まで拘った図解って感じのモノが好きなんです…。

 

 更にポップな色彩感覚…色への拘り。

 奇をてらう訳でもなく、実にオーソドックスではあって…それでも惚れ惚れする配色。

 とにかく美しいじゃないですか!

 

 

 ああ…そうそう…「モンキー・パンチ」との共通点…

 共にアメコミの洗礼を軽く受けていること。アメリカ

 「鳥山明」のアルファベットの描き文字…まさにアメコミですね。

 

 えー…あくまでも極めて個人的な想いです…。

 ひょっとしたら、「おっさん!なんちゅうことぬかすねん!DASH!

 気分を害されるファンの方もおられるやも知れませんが…

 とにかく耄碌した爺ィの妄言です!

 どうか寛容なるお心をもって…う~ん。

 

 さて…

 奇しくも1980年から本格的な週刊誌連載を持った二人の若き新人漫画家。

 ほぼ同世代の天才同士

 

 やがて「集英社・週刊少年ジャンプ」のエースとなる「鳥山明」

 やがて「小学館・週刊少年サンデー」のエースとなる「高橋留美子」

 ※不定期での「うる星やつら」の連載はもう少し前から…。

 

 もう漫画好きは、毎週、両方読まずにはいられない訳で…

 両作品とも、連載中にどんどんアップデートが重ねられ…

 この「Dr.スランプ」「うる星やつら」は競い合うように一世を風靡していくのですが…。

 リアルタイムでこれを経験した世代…幸せでしたよね? 目がハート

 

 お二人に面識があり、交遊があったのか?

 対談企画とかあったのか…

 お互いをどう思っていたかは存じません。

 

 それぞれの雑誌の看板作家…そして共に絶大な人気を誇った作品。

 編集者を含め相手の作品への興味・関心はあっても不思議はありません。

 ライバル心があったのか、なかったのか?

 もっとも編集部同士は部数を競ってガチガチ…。

 ひょっとしたらお二人とも、意外とクールだったかも知れませんね…

 お互い秘かに刺激しあっていたとしたら…それは素敵な事だと思います。

 

 で、「鳥山明」「Dr.スランプ」1984年の中ごろには終了。

 「ドラゴンボール」がその年末から始まり1995年まで続きます。

 

 「高橋留美子」「うる星やつら」1987年まで。

 その後、「サンデー」に限れば「らんま1/2(1987~)」「犬夜叉(1996~)」「境界のRINNE(2009~)」「MAO(2019~)」と続く訳ですね。

 あの「小池一夫」がその画力を絶賛した彼女。

 原稿を仕上げるスピードは、「石ノ森章太郎」並みとか。

 やはり天才なんですね。

 

 

 「ドラゴンボール」…少年漫画には珍しく、主人公「孫悟空」は年齢的にも物語の中で成長していきます。

 連載当初の構想に「西遊記」「八犬伝」はあった筈。

 「伝奇もの」というのが適当かどうか?

 「鳥山明」の格闘技好きは知られたところ。

 ともかく格闘シーンの巧さは格別ですね。キラキラ

 

 

 一方「高橋留美子」「らんま1/2」もある意味格闘技漫画。

 もちろん彼女の筆力はこうしたバトルシーンでもその実力を発揮した訳です。

 

 作品の色合いに、それぞれの個性が色濃く出て違った味わいではあります。

 「高橋留美子」は本質的にラブコメラブラブ…しかも一級品の…。

 

 さて、暴言です!

 繰り返しますが、これもあくまで爺ィの単純で個人的な感想です。ドクロ

 

 「高橋留美子」「犬夜叉」が始まった時…

 ああ!これは「高橋留美子」の「ドラゴンボール」だわ!

 私は、好意的に…そう思ったものでした。

 

 「伝奇もの」を描こうとした彼女。

 これもベースのどこかに「八犬伝」はあった筈…多分…。

 

 それ程、「曲亭(滝沢)馬琴」「南総里見八犬伝」は時空を超えた傑作だということ。

 

 天才同士

 ライバル視…あるいはリスペクト、オマージュ…と言った単純なものではなく、基本、お互い無類の漫画好き…どこか相通じるものがあったに違いないと…。

 そう思いたい訳ですね。メガネ

 

 暴言を続ければ…おいおい!

 その後の「吾峠呼世晴」「鬼滅の刃(週刊少年ジャンプ・2016~20)」

 これは「犬夜叉」があって生まれた気がしてなりません。

 

 どれも大傑作であるということ…。

 今も多くの漫画ファンを魅了し続けていること。

 

 たまたま三つの作品を取り上げてみましたが… 

 こんなふうに…多くの抜きんでた才能が刺激し合いながら…

 世界に誇る日本の漫画の最先端は創られてきた気がするのです。

 

 

 何だかなぁ…ぐすん

 「追悼」と言いながら、我を忘れた大暴言…

 これでいいのか?…と思いつつ次週、もう一回!