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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
日曜版No.81でおます!
当ブログは
日・木曜日
午前0時
日付変更と共に更新で~す。
耄碌及び妄想であることに
ご留意ください。
♪…だぁ~か~ら
頑張れ みんなガンバレ
月は流れて 東へ西へ~
※詞・井上陽水
Hondaの「ZR-V」のCMで流れる
「LEO今井」の♪東へ西へ
私たち世代には実に懐かしい楽曲。
応援歌と言うかエールと言うか…
災害で一瞬にしてすべてをなくし
不安の中におられる方たちにとって
薄っぺらな「ガンバレ!」など
慰めにもならないかも知れませんが…。
でも叫ばずにいられない…
そんな名曲をもう一曲…
♪やさしさだけじゃ
人を愛せないから
ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの言葉を言う時に
心の中ではガンバレって言っている
聞こえてほしいあなたにも
ガンバレ!
※詞・甲本ヒロト
「THE BLUE HEARTS」
インディーズ時代の名曲
♪人にやさしく
80年代の終わり頃
やはりアマチュアでバンド活動をいていた
「草野正宗」を打ちのめした曲。
そんなエピソードを
想い出しました。
戦闘服、復活!
このペースだとなぁ
月1というのが…
まあ、のんびりやります。
第2章
「豊饒の海へ」
青年誌は荒野をめざす
4「ボーイズライフ」から
「ビッグコミック」へ
その12
♪ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団
勇気りんりん るりの色
のぞみに燃える 呼~び声は
朝焼け空に こだまする
※詞・檀上文雄
相変らず、古~い話に終始するノスタル爺ィ仕様…。
温故知新…今に繋がる何かがあるのか…?
ほとんどないわなぁ…
さて…「週刊文春」「週刊現代」「週刊ポスト」に先駆けて
出版社系週刊誌としては三番目に参入した「週刊大衆」。
今回は、まずその版元の「双葉社」を取り上げます。
1967年に「週刊漫画アクション」を創刊し、その鮮烈な連載作品群によって、漫画界に大きなムーブメントを巻き起こす訳ですが…その話はいずれまた。
今回はそこに至る…少し前の話を…
戦後まもなく(1948年)生まれた出版社。
大衆娯楽路線を目指した「週刊大衆」の創刊が1958年。
同じ年、同じような路線で創刊されたのが「週刊実話(日本ジャーナル出版)」
実は、それより以前になりますが、「週刊新潮(新潮社)」が創刊された1956年…
ややミニサイズ週刊誌の「週刊アサヒ芸能(現・徳間書店)」が生まれています。
娯楽路線と言っても、次第にそれは過激?になっていき
三誌に共通していたのはエロとギャンブルとスキャンダル。
私の若い頃…6.70年代…大衆的な食堂・ラーメン店とか喫茶店にも、漫画雑誌の他、こうした女性客からは顰蹙(ひんしゅく)を買うような週刊誌が必ず何冊か置かれていました。
ですからね…学生時代には見るとはなしに…ちらりと言うか…
しょうがねえなあ…
置いてある以上、たまには手に取らなんとなぁ…
「週漫」ももう読んじゃったし…。
表紙は名の知れた女優さん
露出もほとんどなし…
でも…どこか怪しい…。
で、仕方なく…中綴じのグラビアページなんか開けてみる…。
しょうがねえなぁ…昼間っから、こんなかっこうしちゃってさ…
味噌ラーメン、食べに来てるんですけど…。
何て言うんでしょう…むろんヘアは厳禁の時代…
しかし、他の男性週刊誌のグラビアに比べて、モデルも何となく煽情的…。
なぜか汗だくでフーフー言いながら、ラーメン食べてました…。
とにかく記事…芸能スキャンダルとか…コマ漫画さえ何となくえげつない…。
いったい誰がこんなん、読むんやねん?と思いながら、結構、読んでたかも…。
ドライブインのトラックドライバーなんかも…目いっぱい働いての昼休み…。
午後からの鋭気を養うためにも、このチープ感・ささやかな背徳感は必要だったかも…?
「週刊朝日」や「週刊新潮」ではちょっとね…という感じ?
で、何が凄いかと言えば…
この三誌…その後、他の漫画誌、週刊誌が廃刊、創刊を繰り返す中…
変わらず刊行が続いていると言うこと…。
こうした雑誌を置く、飲食店も少なくなっているでしょうし…
なのに、内容の変遷もあったでしょうが、三者三様の持ち味を生かしながら、つぶし合うことなく、かれこれ60年あまり、見事に今日まで共存し続けているということ。
まるで「なかよし」「りぼん」「ちゃお」の如く…違うか!
「ひとみ(秋田書店)」は敢え無く廃刊(1991)になっちゃったしなあ…
毎週「週刊実話」を購読している人って、やはり業界の方なんでしょうか?
ちなみに三誌でそれぞれ連載中のギャグ漫画家。
並べてみると微妙ですが、誌面の雰囲気の違いがわかりそうな…?
「週刊大衆」…「植田まさし」
「週刊アサヒ芸能」…「ほりのぶゆき」
「週刊実話」…「岩谷テンホー」
この違い、漫画好きならわかる筈?
「双葉社」に話を戻します。
何とかコミック誌の方に向かわねばと思うのですが…
「双葉社」と言えば「週刊大衆」「漫画アクション」そして…「小説推理」。
ミステリー専門誌では老舗ですね。
今では推理小説に限らず、様々な分野の中間小説雑誌。
多くの作家を輩出していますが、「告白」の「湊かなえ」もここの新人賞受賞作家。
推理小説・ミステリーが好きで、単行本・文庫だけでなくこうした専門小説雑誌を読んだ時期もあります。
現在のこうした傾向の雑誌に関しては…もはや私は詳しくはないのですが…
「ハヤカワ・ミステリマガジン(早川書房)」
その昔は「エラリイ・クインズ・ミステリ・マガジン」
これが図書館に置いてあって、翻訳作品、よく読んだ記憶があります。
「ジャーロ(光文社)」とか「メフィウス(講談社)」とか…まだあるんですよね?
戦後まもなく…「双葉社」の「小説推理」以前に出されていたのが「宝石(宝石社・1946~64)」。
当時は「推理小説・ミステリ」とは言わず「探偵小説」。
この雑誌の編集に携わったのが「江戸川乱歩」。
ここから兄弟誌みたいに出されていたのが「ヒッチコック・マガジン」。
この「宝石社」の倒産後、版権を買い取った「光文社」が後に創刊した「小説宝石(1968~)」。
これも多くのベストセラーミステリを生んでますね。
「三毛猫ホームズシリーズ(赤川次郎)」とか…
「江戸川乱歩」と言えば
「少年探偵団」。
戦前から作品ではあるのですが…
戦後の子供たちにも人気がありました。
誰もが唄えた♪少年探偵団の歌
50年代の少年雑誌「少年クラブ(講談社)」や「少年(光文社)」などでも小説が連載され…
要するに伝説ではなく、現役の作家だった訳です。
テレビ時代に入るとその映像化も度々。
私が夢中で観てたのは「怪人二十面相(日テレ・1958~60)」
「明智小五郎」が「佐伯徹」
「小林少年」が「桧晋樹」
この「小林芳雄少年・桧晋樹」の現在の奥さんが「本間千代子」です。
♪波勝岬は 青春岬~
前も書いたかな…? 私たち世代のアイドル女優…
歌も歌って、今で言えば「上白石萌歌」?…違うか!
で、「ポケット小僧」が「江木俊夫」。
「ポケット小僧」って「少年探偵団」の一員…「曲芸団」出身の身の軽い少年。
すごいですね「曲芸団」…「サーカス」ってそう呼ばれてたなぁ…。
忍者みたいにどこでも忍び込みます。
キャリア、長いですよねえ…日活のアクション映画(子役)とか…
テレビ映画「マグマ大使」の「マモル」役。
「黒澤明」の「天国と地獄(1963)」では、誘拐されなかった方の子供役。
彼が「ジャニー喜多川」に声を掛けられ「フォーリーブス」に参加するのはこの3年後(1966)。
現在も現役タレントとしてで活躍中!
時々、ステージで♪ブルドックも唄ってます。
若い世代の方には何のこっちゃ?という話題でした。
名探偵「明智小五郎」を演じたことのある俳優…数知れず
「郷ひろみ」「西郷輝彦」「陣内孝則」「稲垣吾郎」「田村正和」…「西島秀俊」も
で、直近が「永山絢斗(2020)」…
変わり種では「満島ひかり」…!
実に息の長いヒーローです。
次あたり「目黒蓮」…違うか!
この伝説の探偵小説雑誌「宝石」。
それに刺激されて創刊されたであろう「小説推理」。
1961年の創刊当時の誌名は「推理ストーリー」と言いました。
古い漫画ファンならこの誌名でピンときます?
翌1962年…
あの!「ガロ(青林堂)」創刊の2年前…
「双葉社」の初のコミック誌…
「漫画ストーリー」登場!
以下次週です。