ご訪問
ありがとうございます。
「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
No.141でおます!
当ブログは
日・木曜日 午前0時
週2回更新で~す。
♪古ぼけたフォークギター
窓にもたれ
覚えたての「風にふかれて」
狭い部屋で 仲間と夢抱いた
いつかこの国
目を醒ますと~
※詞・浜田省吾
「秘書が勝手にやりよりましてん…」
で、お咎めなし…
凄いですねえ…
これを「恥」とも思わず
「自己嫌悪」にも陥らずに
しらっとのたまう
鋼のようなメンタル。
かつての「松本清張」作品なら
秘書の何人かが不審死
今やそんな心配はなし!
迂闊に「社会正義」などと
口走るようなら
そもそも秘書にはなれません。
知らんけど…
あの頃の
路地裏の少年諸君!
この国は未だ
眠ったままです…。
あ~あ
また言うても詮ないこと
書いてしもたで…
で、今回の4コマは
「懺悔」のお話。
おとうさん!
節分の夜に
追い出されないようにね!
女性に
現(うつつ)を抜かすのは
スクリーンの上だけで…
と、いう訳で
遥かなるスクリーン
ハイスクール・ララバイ篇37
名画座のマドンナたち
その5
「イングリッド・バーグマン(1915~82)」を初めて知ったのは…
高校時代…60年代、名画座でリバイバル上映された40年代の「ヒッチコック映画」「白い恐怖(1945)」と「汚名(1946)」
あの「カサブランカ(1942・マイケル・カーチス)」
初めての「アカデミー主演女優賞」を受賞した「ガス燈(1944・ジョージ・キューカー)」より先に…
印象はと言えば…
まさにミステリーに映える美女!
目鼻立ち、くっきり…特に「眉」…濃ゆ~って感じなんですが…
これぞ正統派北欧美人!
おそらく映画史上最高の美女は?的ランキングなら、間違いなく上位。
但し…当たり前の話ですが…親近感が無さ過ぎて…。
ここまで取り上げてきた…「アナベラ」「アリダ・ヴァリ」「シモーレ・シニョーレ」「エドナー・ベスト」「ノヴァ・ピルビーム」「ドリス・デイ」も同様なのですが
「イングリッド・バーグマン」もまた銀幕の中だけに存在する、近寄りがたい…近寄れまへんけど…雲の頂の美女。
仮に隣に引っ越してきたら、回覧板、よう持って行けまへん!
あいさつに来られたらチビります!
さて…「日本人好み」という言葉があります…。
世界的な人気を誇る女優ではあるけれど、特に日本での人気が高い…という感じ。
まず思い浮かぶのは「オードリー春日」!
哀しいほど、しょうもなさす過ぎるボケじゃ!
もちろん「オードリー・ヘプバーン(1929~93)」。
「キュート」っていう要素が「カギ」なのかも…。
そりゃ近寄りがたさがない訳ではないですが、肉感的で生々しい感じはありませんね。
「妖精」って感じ…
でも身長、170あるんですよね…。
ちなみに「イングリッド・バーグマン」は175cm!
「ローマの休日(1953・ウィリアム・ワイラー)」
「ティファニーで朝食を(1961・ブレイク・エドワーズ)」なんて
日本人で観てない人を探すのが大変!
少し時間を飛ばして80年代
日本で絶大な人気を誇ったハリウッド女優…(他でも人気、あったでしょうが…)
「メグ・ライアン(1961~)」
やっぱり、キュート!
最初、観たのは「トム・クルーズ」の「トップガン(1986・トニー・スコット)」?。
そして8.90年に主演したロマンティック・コメディの数々…。
大好きで、よ~く観ましたわ。
ちなみに身長は172cm! う~ん
これが「ハリウッド」スタンダード?
日本で言えば、「松下奈緒」くらい?
隣に引っ越してきたら…あれです…目を伏せ加減に「回覧板」、何とか渡せそうです。
何じゃ!それ
この人の話題になると…つい想い出す有名な逸話なんですが…
人気絶頂時…何故かオファーを断った作品群
「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」
「プリティウーマン(1990)」「羊たちの沈黙(1991)」等々。
???
最近、観ないですが…いろいろ噂もあって…容姿の衰えとか…。
62才ですもんね。
衰えて当たり前?
でも、女優としての輝きを失ってさえいなければ…
えー…余談に流れておりますが、このまま流れに身を任せます。
なんせ、「イングリッド・バーグマン」…敷居が高く、まだ近寄りがたいんで…。
この際…どの際?
日本人好みの男優、行ってみますね、おかあさん!
…これも日本人に限らないかも…です。
例えば「ヒッチコック」の映画…女優同様、男優も美男ぞろい…錚々たるメンバー。
まずは「ピーター・ローレ」…違うか!…見方によりますが…。
「ケ―リー・グランド」
「断崖(1941)」「汚名(1946)」「泥棒成金(1955)」
「北北西に進路を取れ(1959)」
「グレコリー・ペック」
「白い恐怖(1945)」「パラダイン夫人の恋(1947)」
「ジェームズ・スチュアート」
「ロープ(1948)」「裏窓(1954)」
「知りすぎていた男(1956)」「めまい(1958)」
この3人、他の映画でも人気の当時のアメリカを代表する美男俳優。
他にも、当時のハリウッドでは「クラーク・ゲイブル」「ゲーリー・クーパー」「モモンゴメリー・クリフト」等々が日本の女性の心を揺さぶりました。
このほんの少し後ですが…
テレビ映画「拳銃無宿」、映画では「荒野の七人(1960)」「大脱走(1963)」「シンシナティ・キッド(1965)」などの
「スティーブ・マックイーン(1930~80)」
他の美男とはひと味違ってキュートでチャーミング!
そう言えば「ジェームス・ディーン」にもそんな魅力がありました。
しかし、何と言っても、昭和の日本人女性が最も愛した外国人俳優はやはり…
「アラン・ドロン(1935~)」。
いやぁ!この人の美貌には参りました!完敗です。
おーい!他には勝っとるんかい?!
へえー…「アラン・ドロン」のどこがいいのかしら?
などとのたまう女性…
「ヘプバーン」のどこがかわいいのやら、わしにはさっぱりわからんわ!
と口走る男性同様、心を病んだひねくれ者扱いでした…そうなのか?!
ともかく「アラン・ドロン」…「イケメン」の代名詞という時代が長く続き…
おそらく人気度は本国フランス以上だったと思います。
日本人の感覚って、やはり少し違うのかも知れません。
でね…ひとり想い出した俳優がいます。
当時(1968年)はまだその「アラン・ドロン」の妻。
「ナタリー・ドロン」が主演した「個人教授(仏・ミシェル・ポワロン)」。
そう言えば「ナタリー・ドロン」が亡くなって3年です…ちょうど今頃の季節?
ごくごく普通の高校生…その心を奪った…年上の女性との出逢いと別れ…
一途な恋は…甘く切なくほろ苦く…
少年はそうやっておとなになっていく…もう王道…ど真ん中の青春映画…
想えば…私、10代最後に観た映画。
年上の女性…学生時代…演劇部…二つくらい上のきれいな先輩が自分はまだ吸わないたばこを、さり気なく吸ってるの見てドキッとしてた頃。
パリの街のランボルギーニ・ミウラ‥‥。
「アポリアッツ」のスキー場…
次第に近づくふたりの距離…
フランスの高校生はなんちゅうことまでしとんねん!…
しかし…危なげな恋の行方…
流れるのは「フランシス・レイ」の♪愛のレッスン
どのシーンも儚げで美しく…
キュンキュンしながら観た記憶があります。
そうか…あれは愛のレッスンだったんですね。
私…レッスン、受けぬままおとなになりました…。
単位、取らぬまま、爺ィになりましてん!…ああ!
そういうことで…
この高校生の男の子(オリビエ)を演じたのが
「ルノー・ヴェルレー(1945~)」
彼の人気が日本女性の間で大爆発!
時あたかも、「レイモンド・ラブロック(伊)」「レオナード・ホワイティング(英)」など欧州貴公子ブームのさ中。
貴公子がなんぼのもんじゃ!
この直後、日本で2本の…う~ん…いいシャレ…どこかじゃ!…映画に主演しちまいます…
「愛ふたたび(1971・市川崑)」※共演「浅丘ルリ子」
「恋の夏(1972・恩地日出夫)」※共演「小川知子」
「浅丘ルリ子」も見ず知らずの年下の男の子相手にえらいこっちゃ!
しかし彼の人気はさほど長続きせず…。
商魂たくましい…と言うか、何と言うか…
正直…そこまでするか?とか思いました。
かつてバラエティで元「モンキーズ」の「デイビー・ジョーンズ」に「どじょう掬い」を躍らせた国ですもんね…。
でも「個人教授」は名作。
おとなへの階段の切な過ぎる一歩…その一瞬のきらめきを封じ込めて…。
あの季節の「ルノー・ヴェルレー」は永遠かも知れません…。
さあ、仕切り直して、覚悟を決めて「イングリッド・バーグマン」…次週に持ち越しです。