耄碌妄想日記 No.137 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想ラブラブ日記

 No.137でおます!

 

当ブログは

曜日 午前0時

週2回更新で~す。

 

 

♪木枯らしとだえて さゆる空より

地上に降りしく くすしき光よ

ものみないこえる しじまの中に

きらめき揺れつつ 星座はめぐる

※詞・W・S・Days(訳詞・堀内敬三

 

「いこえる」…憩える

「さゆる」…「冴ゆる」※冬の季語です。

勉強になるコラムです…うんビックリマーク

 

さて

憩うどころか首を洗って待っている

永田町の「頂きおじさん」お金たち

「おばさん」もいてはりますが…

 

この冬の寒さは

一層凍みているのかも…

でもないか…?ドクロ

 

そんなことはともかく

暮もいよいよ押し迫ったこの時期

キーンと凍み切った夜の外気

さんざめく星たち…キラキラ

 

この季節…なぜか聴きたくなるのが

「ちあきなおみ」

私だけでしょうか?わんわん

 

お酒が身に沁みる

♪冬隣(1988)とか…

「中島みゆき」が提供した

♪ルージュ(1977)とかね…

 

身体は凍えるのに…

心は更に切ないのに…

どこかが…なぜかホッと温かい…。

 

これもそんな1曲

 

冬の歌という訳でもないでしょうが

中に「エアフランス」の

機内アナウンスも入ってて

センチメンタルジャニーへと誘(いざな)います。

 

♪ああ~そこで 愛されて

ああ~そこで 別れた

このままずっ~と どこにもおりず

この夜の果~て

二度と帰らないの~

そして帰らないの~

※詞・吉田旺

 

♪夜間飛行

♪喝采の翌年

1973年の夏のリリースなんですがね…

 

飛び立つ冬の空に

「夜の果て」が見えそうで…

 

なんつって…わんわん

 

コーヒー

 

 

 

 

 

 

 

 

フィクションです。

登場する人物に

心あたりはありません…。

おそらく…

他人の空似です…?

…っていいのかなぁ

 

わんわん

 

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇33

 

名画座のマドンナたち

その1

 

À Paris quand le jour se lève

À Paris dans chaque faubourg

À vingt ans on fait des rêves

Tout en couleur d'amour

※詞・René Clair

 

 

 まあ…今更ですが映画を観る楽しみ…

 いろいろある訳ですが…

 さしてドラマティックでもない日々を過ごす中、映画は夢の世界…。

 一時でも、非日常を味あわせてくれたりします。

 

 自分でも気づかなかった何かを、不意に掻き立ててくれたり…

 時には潜在的な性癖だったり…嘘!嘘ビックリマークわんわん

 

 まあ…アレです…何と言うか…そんな楽しみのひとつに…

 べ、別に断じてこれが目的ではないのですが

 数々の美女たちラブラブとの出逢いがあります…う~ん。

 

 出逢いと言ったって…ねぇ…。

 

 洋画を観始めた中学の頃…。

 当時のロードショー館…「スカラ座」「ミリオン座」などで知った女優たち…。

 

 モニカ・ヴィッティ日本公開1962年・太陽はひとりぼっち)」

 ジャンヌ・モロー同上1963年・突然炎の如く)」

 オードリー・ヘプバーン同上1963年・シャレード)」

 アンナ・カリーナ同上1963年・女と男のいる舗道)」

 「ブリジッド・バルドー同上1964年・軽蔑)」

 「クラウディア・カルディナーレ同上1964年・ブーベの恋人)」等々。

 

 そして…特に気になった二人ラブラブ

 

 スザンヌ・プレシェット同上1964年・遠い喇叭)」

 カトリーヌ・ドヌーヴ同上1964年・シェルブールの雨傘)」

 「ジュヌヴェーヴ」雨…かわいかったなあ…キラキラ

 

 

 振り返ると1964年「東京オリンピック」の年

 個人的には来春に高校受験を控えていた年。わんわん

 大学受験の時もそうでしたが、気分転換と言うより…何か時間に追われる状態だとやたらカチンコ「映画」が観たくなって…。

 

 

 上記8人の内…

 「BB」こと「ブリジッド・バルドー」

 「CC」こと「クラウディア・カルディナーレ」

 そして「カトリーヌ・ドヌーヴ」…3人は80代で健在です。

 何だかうれしい!目がハート

 

 

 さて、高校入学後(1965年)、「YMCA・英語教室」はやめたものの、相変わらず日曜日の名古屋都心・栄周辺での徘徊は続いていました。

 

 ま、主たる目的は…

 この頃は2か月に1作くらいになっていた「小百合様」詣で…。

 この頃、二十歳くらい…?

 ちょっとふっくらしたこととは関係なく

 演じる役柄が微妙に難しくなっていった頃かな…。

 なんせ、10代の「小百合様」が眩すぎて…。

 ともかく過渡期だったような気がします。

 

 「松竹」なんかと違って、女性映画の実績がこの頃の「日活」にはほとんどありません。

 「サユリスト」としては少し不安な時期でした。

 

 さて…この頃知った「ロマン座」を始めとする「名画座カチンコ

 何と言っても、貧乏な高校生の財布には優しい料金。

 

 そして…なんせ「名画」と謳って、評価は固まっている訳ですから、初心者にとっては映画入門の教科書のような映画ばかり…キラキラ

 多分…。

 

 たとえピンと来なくても…これは自分が未熟故…とか思ってしまったり…。

 挙句、何度も観なおしたり…。絶望

 

 今回のお題「名画座のマドンナたち」

 そんな名作映画で初めて知った往年の名女優たち…ラブラブ

 その出演作品を含め、何人かのそんな美女たちに触れてみたいと思います。

 

 こうした映画が現在ではいともたやすく配信で観られる…

 それは多分、素晴らしいことだと思うのですが…。

 

 まず、1933年製作のフランス映画

 「巴里祭」

 「巴里の屋根の下(1930)」「ルネ・クレール」監督作品。

 

 ご覧になった方は多いと思いますが…。

 

 ヒロイン「花売り娘アンナ」を演じた

 「アナベラ」

 お店のある花屋さんですけどね。

 なんてキュート!

 それまで漠然と抱いていた「パリジェンヌ」のイメージが少し変わりました。

 60年代と言えば…ご存じでしょうか?

 「シルビー・ヴァルタン」とか「フランス・ギャル」

 

 「アナベラ」…無垢な清純派…

 こういうタイプも「フランス」フランスにはいるんだ…そりゃいるわな…。

 

 出演時には27くらいだと思いますが、ともかくピュアでかわいい!

 「フランス」初のアイドル女優とか言われてんですよね。ドキドキ

 

 パリの下町…石畳…軒下の雨宿り。

 モノクロで描かれるハートウォーミングな詩情…。

 

 セットだと思いますが…

 向かい合うアパートメントの窓と窓…

 ロマンチストのダメ男と純情娘の恋のお話。

 その相手役の名前も憶えてないけど。

 

 後半、畳み込まれるエピソードの数々。

 その男、優柔不断とは言え…元カノ、あの色っぽさだもんなあ…。ラブラブ

 そんなこんなで、この危うい恋の成り行きは…

 ちょっとおしゃれなハッピーエンド。ドキドキ

 

 とにかく個性豊かな脇役たち…。

 ラブコメ風味も盛り込んで…

 「ルネ・クレール」流の映画の楽しさが隅々まで詰め込まれた

 技術的にもお手本のような恋愛映画…そして人間賛歌。

 

 まだ間もない「トーキー」とは思えない、音楽を含めた音への拘り。

 冒頭の詞はこの映画の主題歌?

 「ルネ・クレール」本人の作詞…映画の中で効果的に使われます。

 日本でのタイトルは♪パリ祭

 

 あの「淡谷のり子」も当時カバーしてたんじゃないかな?

 聴いた気がします。

 

 ラブストーリーって、やはりヒロインの魅力が命。

 そしてキュンキュンするような美しいキスシーンキスマーク

 

 この映画、本国「フランス」と同じ年に「日本」でも公開されています。

 いったいどのくらいの人が観たんでしょうね。

 

 1933年と言えば第2次大戦前…。

 「ヒトラー」「ナチス」が政権を獲った年?

 「日本」は昭和8年…。

 「治安維持法」により作家「小林多喜二」が虐殺された年。

 

 朝ドラ「ブギウギ」でも描かれた「福来スズ子」たち「松竹」の「レビューガール」たちの労働争議があったのもこの年。

 ♪東京音頭が大ヒット!クラッカー

 

 「若尾文子」「草笛光子」が生まれた年。

 

 映画で言えば、その後何度も映画化された「川端康成」の「伊豆の踊子」。

 「田中絹代」の主演でその第1作が公開されたのがこの年。

 

 そんな中での「巴里祭」

 この…日本ではあり得ないキス満載キスマーク「フランス恋愛映画」を当時の人たちは、どんなふうに感じたのでしょう?

 

 やはり花の都「巴里」に憧れた人も多くいたんでしょうね。

 そんな想いで観ると、この映画は格別です。

 

 

 「月9」を始めとする、近頃の恋愛ドラマ・ラブコメラブラブ

 何となく低迷気味…。絶望

 

 「アナベラ」に負けない程の魅力を持った女優さんもいることだし…

 こうしたお手本…原点でもある往年のカチンコ「恋愛名画」の数々をきちんと振り返ってみたら?

 

 どうすればおもしろくなるのか?

 そんなヒントがいくつもあるような気がします。

 

 さあ…次回、取り上げる往年の「名画」の中の美女は

 「アリダ・ヴァリ」

 ご存知でしょうか?

 すぐにピンとくる方は映画通。