耄碌妄想日記 日曜版 №39 | 楓坂四駒堂

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4コマ漫画&諸々駄文晒してます。

ご訪問

ありがとうございます。

 

曜版No.39でおます。

 

次回、曜版が100

曜版が40回という節目ですが…

 

読んでくださったみなさまのお陰と

深く感謝いたしております。

 

特別なことは

何も考えてはおりませんが…

近々、4コマ「新選組」の再開など

充実のためのリニューアルを

多少考えております。

 

今後とも

変わらぬお引き立てを!

コーヒー

 

坂四駒堂」

手代 彦六 拝

 

 

 

取り敢えず、4月いっぱいは

このラインナップで…

 

えー…

「夜鷹(よたか)」という

生業(なりわい)

ご存じない方は

いないだろうという

前提ですが…?

時代劇

観ない人はどうでしょう?

 

でも…

現代の都心の片隅にだって…

 

生きるっていうことは…。

 

ちなみに「京」では

「辻君」と呼ばれていました。

 

どう呼ぼうと

女性を金で贖う

卑しさは同じです、

 

次回4コマ

戦国篇です。

 

 

 

 

第2章

「豊饒の海へ」

 

Chapter

青年誌は荒野をめざす

 

1「ぐら・こん」の頃 Ⅳ

 

 「長谷川法世」

 

 「ぐら・こん」

 1968年2月号の月例新人賞…「はせがわほうせい」と多分、この時はひらがな表記。

 「正午に教会へ」

 西部劇でした…

 

 馬と拳銃をきちんと描く必要があるため

 このカテゴリーの漫画は当時も多くありませんでした。

 

 古くは「手塚治虫」「拳銃天使(1949・東考堂)

 手塚漫画のお馴染みのキャラ「ハム・エッグ」が悪徳?保安官。

 

 「松本零士」「松本あきら」時代に「ララミー牧場(1960~日の丸)」

 人気テレビ映画のコミカライズですね

 そして、少し後ですが「ガンフロンティア(1972~・プレイコミック)

 「トチロー」「ハーロック」の大西部の旅。

 やはり「拳銃」…うま!キラキラ

 

 同じ頃「川崎のぼる」「荒野の少年イサム(1971~・週刊少年ジャンプ)

 

 やはり、上手い人たちばかりです。

 

 もっとも私たち世代はテレビの西部劇で育った世代。

 少し上の「長谷川法世」も、きっとそうだったと思います、

 

 当時…多分23才くらい

 画風はまだ色濃く「手塚治虫」の感じ。

 でも短編としての構成力(構図も含め)は既に出来上がってる…宝石白

 そう感じました。

 

 そしてプロデビューへ…商業誌での初めての連載は1972年

 「週刊漫画サンデー(実業之日本社)での「痴連」

 

 「痴連」何じゃ?それ!…とか思いました。

 

 老舗の漫画誌にも新しい風が吹いていた頃…

 この当時の「漫画サンデー」「藤子不二雄A」「劇画・毛沢東伝」「水木しげる」「劇画ヒットラー」に続いて、「芳谷圭児」「劇画資本論」を描いてた頃だと思いますけど…。

 

 「痴連」…若い同棲カップルの物語。

 漫画家志望の「ノン(則夫)」とその恋人「レイ子」

 「漫画家残酷物語」+「同棲時代」

 この二人を取り巻く、少し過激で奇妙な大人たち=痴連?

 

 ゲスの勘繰りに近い、勝手な想像ですけど…ちょうどこの頃「週刊漫画アクション」で始まった「上村一夫」「同棲時代」ラブラブがブレークの兆し。

 おそらく、編集部サイドでは、これを強く意識した新連載ではなかったのか…?

 違ったらすいません…。よだれ

 

 もちろん…「上村一夫」とはまったく色合いは違いますが…

 脇のキャラクーたちを含めての、不思議な味わいのある同棲物語。

 

 「漫画アクション」編集部…この時既に「長谷川法世」のストーリーテラーぶりに注目していたんでしょうね…想像ですが…。

 

 やがて、1976年、その「週刊漫画アクション」

 「博多っ子純情」の連載開始。

 故郷「博多」を舞台に、生き生きとした青春群像を描いたこの作品…

 中学・高校…生活感のあるリアルな青春を、「祇園山笠」を中心にした「博多」の風物詩の魅力と共に描き切りました。

 

 

 「ルパン三世」「子連れ狼」「柔侠伝」…あの頃の人気連載陣の中でもある意味、異彩を放った作品でした。

 やはり漫画はおもしろくなければ…

 週刊誌連載では必要なことは、飽きさせない。ダレさせない展開。

 巧みなドラマづくりはこの人ならではのものでした。

 

 ほぼ8年間…単行本(アクションコミックス・全34巻)

 

 主人公・博多人形師の息子…ラグビーラグビーを愛する「郷六平」とその幼馴染でガールフレンド「小柳類子」ドキドキ

 おっちょこちょいとしっかり者…今も昔も学園ドラマの不動の王道コンビ。

 

 おわかりとは思いますが、この命名

 福岡県出身の当時のスーパーアイドル

 「郷ひろみ」「小柳ルミ子」がその由来。

 今なら「橋本環奈」「今田美桜」

 

 郷土愛ラブラブがとことん溢れて…それがまた作品の魅力のひとつでした。

 

 この連載終了以降の作品…

 戦前戦中の「アメリカ移民」を描いた「がんがらがん(ビッグコミックオリジナル)」

 「サンデー毎日」に連載されたポリティカルフィクション「荒涼たる野望」

 特に、あの絵柄での骨太で重厚なフィクションは…よりダークな感じが出てて、妙にリアル…結構好きでした。

 

 現在はマルチに活躍する文化人…?

 

 

 「博多っ子純情」の想い出をひとつ。

 連載中だった1978年に映画化(曽根中生・松竹)

 「六平」役は当時16才のアマチュア「光石研」

 

 ここからあんな名バイプレイヤーが生まれるとは…

 

 私が「風吹ジュン」目当てで観に行った「九月の空(高橋三千綱原作・山根成之)」の併映でした。

 評判の「芥川賞」受賞作の映画化作品。

 

 漫画のイメージが壊れるのが嫌で、期待はしてませんでしたが

 むしろ「博多っ子純情」の方がおもしろかったかも…。キラキラ

 「曽根中生」侮るなかれ!…です。

 

 おとうさん!憶えてますか?

 

 「小柳類子」を演じた「バスボン」♪恋人試験「松本ちえこ」

 不幸なスキャンダルに見舞われたのはちょうどこの頃ですね…

 数年前、60才でなくなっているそうです。

 

 

 さて…「ぐら・こん」続けますが

 次回は「岡田史子」と並び、COMを象徴する女流作家

 「やまだ紫」をとりあげます。

 

 

 

「くちづけキスマーク篇」

その7

 

♪忘れないわ~ あなたの~声

 優しい仕草~ 手の~ぬくもり~

 忘れ~ないわ 「くちづけ」の時~

 

 「なかにし礼」くちづけキスマークソング音譜

 

 1974年「アン・ルイス」が唄った

 ♪グッド・バイ・マイ・ラブのさび部分です。

 

 デビューは14才くらい?

 「なかにし礼」自らがスカウトしたそうです。

 場所が横浜の外人墓地って…エピソードとしては出来過ぎてますけど…

 偶然「石原裕次郎」と出くわす、そりゃ何かを持った人ですからね…。

 

 少しふっくらとしてましたけど、やはりハーフの女の子

 とびっきり可愛いかったですね…お人形みたいな深い瞳で…。ラブラブ

 

 まだまだうんと日本語はたどたどしくて…

 デビュー曲「白い週末(1971)の歌詞の半分はたしか英語でした。

 

 ♪グッド・バイ・マイ・ラブは約3年後…

 6枚目のシングル、初めての「平尾昌晃」作品。

 基本、アイドル歌謡音譜のつくり。

 

 もちろん、まだまだ、後のイケてるWoman恋の矢て感じではなく…

 あくまで甘く爽やかで瑞々しく…キラキラ

 

 「竜崎孝路」アレンジによる、胸キュンのイントロに続く、ネイティブな♪good-by my love~

 彼女以外ではこれほどのヒットにならなかったかも知れませんね。

 

 どこまでもピュアな乙女心ラブラブを歌った失恋ソング。

 忘れがたい恋なのでしょう…散りばめられた未練。

 しかし、それでもいつか想い出に変わる恋…音譜

 

 迂闊にもそう思ってしまった私この未熟者!ドクロ

 ふんとにもォ!DASH!

 

♪忘れないわ~ あなたの~声

 優しい仕草~ 手の~ぬくもり~

 忘れ~ないわ 「くちづけ」の時~

 

 ここに続くのが…

 

♪そうよ~あなたの~ あなたの~名前~

 もちろん~あなたの~ あなたの~名前~

 

 実は私、この「名前」に少し戸惑いました。

 「もちろん」とまで言い切る、この執着…

 

 それほど好きであったなら、相手の名前、そこそこ忘れませんって!

 大切な甘い想い出として…ラブラブ

 

 言うちゃなんですが、私の場合

 幼稚園から高校くらいまでの初恋の相手…5人くらいかな…?

 いや、何度も懲りず、へこたれず、叶わぬ恋と知りながら初恋を繰り返した訳ですが…

 なんのことやら…絶望

 今でもすべてのフルネーム、憶えてますからに…あははは

 やれやれ…汗

 

 で…しかも、よくよくこの曲を聴いてみれば…

 ピュアなメロディラインに騙されそうになるのですが

 この恋(マイ・ラブドキドキ)に爽やかに「さよなら」を告げる一方

 何もかも「忘れないわビックリマークという、かなり大胆な決意表明…

 

 更に…

 二人の恋が 真実ならば

 

♪いつか~は逢える これが本当の

 さよならじゃ~ないの~

 

 えー!叫び

 乙女の内なる願いというよりも、確信をもって断言してますやん!

 

 そう考えると、この「もちろん」という言葉は、かなりのインパクトを持っている訳で…

 その気のない男から見れば、ちょっとした恐怖すら感じてしまい…

 

 「ユーミン(松任谷由実)」が提供した後の彼女のヒットナンバー

 ♪甘い予感(1977)

 

♪夏がゆく~頃に 恋も終わるって~

 だれがきめ~た 悲しいこと

 私~ 信じない~

 

 言い切ってますやん!

 

 「なかにし礼」は、この10代の「アン・ルイス」の中に、更に後の♪六本木心中♪あゝ無情なんかの強い意志を持ったWomanを予見していたのでしょうか?

 

 それはともかくも…

 一見、リリカルなラブソングラブラブの中に巧妙に潜ませた女性のピュアな性(さが)

 

 ああ!自分は「なかにし礼」にはなれんわ!絶望

 ♪グッド・バイ・マイ・ラブ

 不埒にもそう思った1曲です。

 

 「なかにし礼」をもう1曲だけ…

 次週は、私にとっての彼のNo.1「くちづけキスマークソング」

 

 続きます!