耄碌妄想日記 No.95 | 楓坂四駒堂

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4コマ漫画&諸々駄文晒してます。

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宝石赤

 

坂四駒堂」

当ブログは曜・

週2回の更新…

その曜版でおます。

 

君ならで

誰にか見せむ 梅の花

色をも香をも

知る人ぞ知る

 

春を詠んだ歌ですね…

 

この梅の花のすばらしさを

わかりあえるのって

あなたしかいないもんね…

逢いたいなあ…

ドキドキ

てな感じでしょうか?

 

日本人が

最も恋に現を抜かしていたラブラブ

そんな脳天気な時代です…そうなのか?

 

古今集紀友則

三十六歌仙のひとり

平安時代前期の人

紀貫之の従兄弟です

 

久方(ひさかた)の

ひかりのどけき 春の日に

しづ心なく

花のちるらむ

 

桜を詠んだ

「古今和歌集」のこちらの方が

有名でしょうか?

 

一応、何を血迷ったのか

私、国文学科だったんで

あざとく…むふ!

こういうの載せておきます。

 

乏しい教養を

敢えてひけらかしますが

「知る人ぞ知る」って言葉のルーツは

多分これの筈…。

 

 

さて、曜版でやってました

「名古屋純情シネマ」

南大津通ロマン座ドキドキ界隈

 

今回よりこの曜版にて

再開します。

 

どうかよろしく!

 

 

この「戦国篇」ですが

時間軸が適当に

行きつ戻りつします。

どうかご容赦を

 

なお、歴史は好きで

いろいろ文献等を

読み漁ったことはあるのですが

あらかたフィクションなんで

どうか真に受けないでね。

 

時は流れて…

この舞台

長野県下伊那郡「浪合」

現在、この阿智村

星空観賞の名スポットです。

星空

 

 

 

 

黄金の日々」

~ドラマ黄金時代の女神たち

 

最終章 

桃井かおり 

その22

 

サスペンス篇Ⅱ

 

 「火曜サスペンス劇場」…

 「桃井かおり」最初の主演作…

 1981年「さよならも言わずに消えた」

 

 原作は米の女流作家「ポーラ・ゴズリング」「逃げるアヒル」

 たしか「シルベスター・スタローン」主演で映画化もされた筈…カチンコ

 「コブラ(1986)だと思いますが、こちらは派手なアクション映画の設え。

 

 原作は事件に巻き込まれ、命を狙われる女性と、それを必死で守ろうとする警察官とのラブロマンスラブラブだったような…。

 「コブラ」よりも、あの「ボディガード」的な味わいも…違うかな?

 

 脚本は「竜馬暗殺」「清水邦夫」

 監督は「私立名門女子高校」「石橋冠」

 

 何と言っても共演が「原田芳雄」

 政治家がらみのスキャンダルに巻き込まれた弟(高岡健二)

 その巻き添えで、命を狙われるはめになった「中学教師」の「桃井かおり」を守り抜く刑事の役ですね。

 

 他には「世良公則」「高橋幸治」「高松英郎」「鹿内孝」「山谷初男」といった、ひたすら濃い共演陣…。汗うさぎ

 「世良公則」、もちろん唄いませんけど、「銃爪(ひきがね)」引きます。

 「桃井かおり」「山谷初男」との共演も多かったですよね。

 もう亡くなってしまいました…。汗

 

 舞台は北海道飛行機、札幌・幌平…バブル経済に取り残されたような廃坑の町・歌別

 

 もうお互い、勝手を知った名コンビですから…

 もちろん、そういう訳でもないのですが…

 傷ついた「原田芳雄」に代わって、「桃井かおり」、ライフル、撃ったりします。

 リアリティ…ということで言えば、やはり翻訳ものの活劇ですから…

 ま、中身としてはそこそこ…難題も2時間弱で解決しちゃいますし…

 この枠のドラマ、みんなそうだけど…。ドクロ

 

 ともかく「桃井かおり」vs「原田芳雄」を観られれば…

 私は十分に満足でした。ドキドキ

 

 

 さて、2作目が1983年

 がらりと雰囲気の変わった「遺書を送った女」

 

 脚本は映画「帰らざる日々(1978藤田敏八・日活)「中岡京平」のオリジナル。

 監督は「あこがれ(1966・内藤洋子・東宝)「恩地日出夫」

 「恩地日出夫」…この「火曜サスペンス劇場」では第1作の「球形の荒野(松本清張)始め、多くの作品の監督をしています。

 

 ちなみにテーマ曲♪聖母たちのララバイがこの頃は♪家路に代わっています。

 ♪聖母たちのララバイ…イメージ強いんですけど1年半くらいなんで、意外と短かったですよね。

 

 「遺書を送った女」…もう如何にも物騒な…

 しかし、このタイトルで、実は何となく死ぬ気のない遺書って感じですよね。

 

 「もう死んでやるから!」メラメラ

 訳ありの女性から、そう言われた経験、おとうさん、おありでしょうか?

 あるいは自分の方が言ったとか…?

 もう、不倫って面倒くさそう!

 

 主人公は童話作家…このありがちなギャップ。

 ある日唐突に、10年間、愛人関係にあった男性から別れ話を切り出されます。

 そんな日がいつか来るとは思っていたものの…

 どうにも納得できない彼女…私の10年は何だったのか…DASH!

 すべてを明らかにし、男を殺し、自分も命を絶つという手紙(遺書)を、その家宛に送りつけてしまいます…。

 

 怖いですねえ…叫び

 何やってくれてまんねん!

 

 慌てる男あせる…そして動揺するその妻…。

 これが「佐藤慶」「佐藤オリエ」

 強面でやや姑息な男を演じる時の「佐藤慶」は最高でした。クラッカー

 この夫婦のひとり息子役が若き日の「坂上忍」…かなり重い役

 

 そんな中で殺人事件が起こり…更に救いようのない悲劇が…

 

 まあ、物騒なお話ですが、おもしろかったです…ドラマとして…

 上質なサスペンス…

 

 こうした「愛人」役の「桃井かおり」もたまりません…。

 愛しくて、切なくて…

 しかも「愛人」を越えて、ちゃんと人としての女を演じる…

 つまり具体的な設定はなくとも、そのリアルな生活感も伝わってくるんですよね。

 そういう女優、実は多くはいないと思います。

 

 何度聴いても、飽きない歌ってありますが…

 今更ですが…

 何度、繰り返し観ても、彼女の演技は飽きません…。恋の矢

 

 

 この「火サス」

 またまた違った顔の「桃井かおり」

 

 次回はシリーズになった「女検事 霞夕子」…。

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇

 

 好み…趣味趣向などを含めた…いわゆる「感性」ラブラブ

 私の場合、その多くを60~80年代…

 せいぜいその30年間で形づくられたもののような気がします。

 見、読み、聴き、感じたもの…

 以降、ほとんど成長、進歩というものはないのではないかと…。叫び

 

 例えば、ここ数年の話題の漫画…

 「鬼滅」「進撃の巨人」「呪術廻戦」等のいわゆるダークファンタジー。

 あるいは「推しの子」とか

 話題の「海が走るエンドロール」など…

 おもしろく…時には夢中で読んでますけどね

 これを「新しい」とはまったく感じません…。

 

 あらゆる漫画表現技術はここまで来たんだわ…という感慨はあるのですが…

 しかし、あくまでこれも当時の延長線上…

 それこそ「手塚治虫」の背中を追って「松本零士」「石ノ森章太郎」などが開拓していった漫画技法が、後の多くの漫画家たちによって進化していった結果…かな?

 

 何より、はまる「ツボ」そのものの核は変わっていないということ…。

 

 それは「文学」でも「映画」でも「音楽」でもまったく同じ…。

 新しいも古いもなく…

 そこにインターネットがあろうが、スマホがなかろうが…

 あるのはおもしろいか…それほどでもないか…? 

 

 「スピルバーグ」なんて、それを一番わかってる人ですね。

 

 なんか…すごいつまんない話から始めてしまいましたが…叫び

 あ~あ

 

 はい…ノスタルジーに入ります。

 懐かしい映画と映画館カチンコ…そして時々音楽音譜の与太話を…。

 

 1965年…私、花の高校生。

 彷徨う青春時代の始まりです。

 いまだに彷徨ってますけど…あははは…

 笑とる場合やおまへん!汗うさぎ

 

♪セーラー服に 朝霧が~

 流れていった 丘の道~

 (詞・北村公一

 

 当時、流行っていた「安達明」女学生(1964)…。

 おとうさん、憶えてますか?

 「安達明」については、改めて別の機会に…。

 

♪君は~明るい~

 君は明るい 女学生~

 

 私の高校も少し坂を上ったところにあったんで…

 

 前回、中学までの話ですが…

 英語教室に通うため、大田舎都市「名古屋」(自虐ではなく当時、全国的にはそういう評価でした…うん。)の都心に日曜ごとに出かけるようになった私。

 

 「日活」の株主優待券というお札を手に、ほぼ月1くらいの間隔での「吉永小百合」詣でラブラブの傍ら、あちこち徘徊していた訳ですが…

 

 株、売っちゃったんでしょうか…中学卒業間際にはもらえなくなりました。

 最初、通ってた直営館、栄町(現・栄)の「名古屋日活」も1963年頃にはなくなっちゃたんで、多分、大須の「万松寺日活」に行ってました。

 当時の大須は「浅草」とまでは言えませんが、多くの映画館が林立してました。

 

 他地方の方、すいません!

 私が通った英語教室のある「上前津」と観音様の門前町「大須」はほぼ隣接する位置関係にあります。

 

 英語教室も中学で終わってましたので、出かける必要もないのですが

 無料ではなくなったとは言え、「吉永小百合」との逢瀬は、断じてメラメラやめる訳にはいきません!…知らんがな!

 

 ご存じだとは思いますが、当時は土曜も学校はありましたが

 高校に入っても、月に何度かは日曜日の徘徊を続けていました。

 

 えー…つまんないついでに

 名古屋以外のみなさんには、なんのこっちゃという話から…。

 

 1965年頃の名古屋の公共交通機関…ほぼ市電と市バス。

 そして地下鉄なのですが…

 

 1927年「上野~浅草」間の東京メトロ銀座線から遅れること約30年。

 1957年、「名古屋~栄町」が開通します…約2.4㎞・4分。

 

 そして1965年当時には「名古屋~東山公園」まで延長されています。

 ま、名古屋を東西に寸足らずですが、横断だか縦断してる状態ですね。

 

 当時、私が暮らしていたのは名古屋の西の端

 「豊臣秀吉」の生誕の地と言われる「中村」辺り。

 で、高校は東の端「星ヶ丘」

 要するに地下鉄1本では行けません。

 

 まず市電でとことこと名古屋駅(笹島)まで

 地下鉄に乗って「東山公園」へ。

 そして学校のある「星ヶ丘」までは代行バス(当時、「星ヶ丘」までは地下鉄工事中)。

 

 ま、1時間以上はかかります。叫び

 

 つまり、何が言いたいかと言えば…

 この通学定期により、日曜も自由に中間くらいに位置する栄町あたりに行けるということ…。

 

 ですから、ちょくちょく封切館の洋画も観るようになっていたんで…

 おこづかいの許す限り、映画は観ていた訳です。

 

 そんな高校生の懐事情にもやさしい…

 いわゆる「名画座」

 私の愛した「ロマン座」はそんな時期もありました…。

 その「ロマン座」の話の前に…

 

 この年、1965年に観た洋画の話…記憶に残ってる範囲で

 

 まず「007/ゴールドフィンガー(ガイ・ハミルトン)

 「殺しの番号」から観続けている「007」の3作目

 暮には早くも第4作「サンダーボール作戦」が…。

 

 こういう荒唐無稽とも言える「お話」をちゃんとお金をかけて、きちんと創りこむ。

 エンターテイメントのお手本ですね。

 むろん、世界市場という場での勝算があった上ですが…。

 

 この「ゴールドフィンガー」

 今でも耳に残っている「シャーリー・パッシー」が唄った同名主題歌…。

 

 この時のボンドガールは「オナー・ブラックマン」

 このプロポーション、圧倒的過ぎてびびりますよね。

 でも役名が「プッシー・ガロア」って!叫び

 

 当時のボンドガールたち…健康そのものの見事な肢体

 しかし…彼女を含めて多くの女優さんは既に亡くなっています。

 そう考えると、殊更、過ぎ去った年月を思い知ります。

 

 さて、「007シリーズ」と言えば「デスモンド・リュウェリン」

 この役、ひと筋の俳優さん。

 ご存じでしょうか、毎回、ボンドに新たな武器を渡し、その説明をするおじさん「Q」

 何かひと言、気の利いたことを言うんですよね…。

 

 こうしたシリーズ物には欠かせない、実に味のあるバイプレイヤー。

 「相棒」で言えば、「山西惇」「片桐竜次」かつての「六角精児」とか…。

 「仕事人」だと、「渡辺様」…あれ誰だっけ?

 

 

 「サウンド・オブ・ミュージック(ロバート・ワイズ)もこの年。

 「スティーブ・マックイーン」「シンシナティキッド(ノーマン・ジェイソン)も観ましたね。

 

 そして「フェリーニ」「81/2」

 この映画の魅力がわかるのって、少し後なんですけどね…。

 正直、粋がって観てみたって感じです。ぐすん

 

 この他…

 ちょっとしたきっかけ…気まぐれで観た洋画が2本あります。

 

 「フロリダ万才(ボリス・セイガル)

 そして「夜霧のしのび逢い(ヴァシリス・ジョジルアディス)

 

 この2作については次週に…